「歯科助手になるのって何か資格がいるの?」
女性が安定して働くことのできる仕事として、歯科医院でのアシスタント業務を行う歯科助手は人気が高い仕事です。未経験からでも歯科助手として働けるのか、歯科助手になるために資格が必要なのか気になる人も多いですよね。
本記事では歯科助手への就職を考えているあなたのために、仕事の内容と必要な資格を徹底解説!
・資格取得の難易度と目安の勉強時間
をご紹介します。
歯科助手は人気の仕事で一般事務に比べると求人倍率が高いため、就職するには資格があると有利です。
しかし、資格取得は現実的に厳しいかも…という方は資格なしの未経験からも就職できるIT業界の事務もおすすめです!
この記事を読めば、あなたのライフスタイルにあった働き方を見つけられ安定した生活を送ることができるようになります!
未経験から事務職に就職できるよう、是非参考にしてください。
歯科助手とは?
歯科助手は、歯科医院での受付、患者さんの案内、レセプト作成といった事務全般を行う仕事です。また、歯科医師や歯科衛生士のサポートといったアシスタント業務も行います。
歯科医院は増加傾向にあり、今やコンビニの数よりも多いと言われています。結婚・出産や転居などのライフステージが変わっても仕事を見つけやすく、収入も安定しているため手に職をつけたいと考える女性に特に人気です。
歯科医院は予約制の事も多いため、想定外の残業も少なく規則的な勤務時間で働けるため子育てをしながら働く人もたくさんいます。
未経験で歯科助手に就職する際に必要な資格5選
医療関係の仕事のため資格が必要と思われることも多いですが、実は歯科助手として働くために必須の資格はなく、未経験からも挑戦できる仕事です。一方で混同されがちな歯科衛生士には資格が必要です。
医療介護求人サイトNo.1のJobMedlyの未経験可の歯科助手の求人を見てみても「資格・経験不問」と募集条件に書いてあることがほとんどです。一般事務の求人には「PCスキル」の条件があることが多く、歯科助手の方が募集条件のハードルが低いと言えます。そのため、必然的に応募する人が多くなると予想され、他の応募者と差別化するために資格であなたのスキルややる気をアピールすることが必要です。また患者さんの人生に関わる仕事のため、事前に勉強しておきたいと考える人も多いです。
歯科助手として就職を目指す時に有効な資格を5つご紹介します。
歯科 医療事務管理士® 技能認定試験
JSMAが行う歯科医療事務管理士®の試験は歯科助手に必要な受付応対、レレセプト作成をはじめとした事務スキルと医療保険や歯科診療報酬についての知識をはかる資格です。
マークシート形式の学科試験と、レセプトに関わる実技試験を組み合わせた問題が出題されます。
難易度
合格率は70%程度できちんと知識を付ければ誰でも合格を目指せるレベルです。平均の勉強時間は3〜4ヶ月と言われています。
おすすめの勉強方法
合格するには知識習得はもちろん、医療現場での事務に欠かせないレセプト作成の練習を繰り返し行うことが鍵となります。
全く医療関連の業務について知らない人は挫折しないためにもユーキャンやソラストといった通信教育を検討してみることも有効です。通信講座を受講すれば試験を在宅受験もできるため、育児や介護で試験に出かけるのが難しい人にもおすすめです。
日本歯科医師会 歯科助手資格認定制度
歯科助手資格認定制度は日本歯科医師会が歯科助手の育成を図るために認定を行う制度です。認定制度というだけあり、試験の受験ではなく講習を受けることにより認定を受けることができます。受けた講習の内容や時間などにより等級の高い順に甲種、乙種第一、乙種第二の認定レベルがあります。
難易度
講習の総時間数が甲種では420時間、乙種第一では52時間、乙種第二では40時間となっています。
おすすめの勉強方法
試験ではないので、まずは講習の時間が確保できるかを考慮して申し込みましょう。参加者には現場で働いた経験者もいるため、積極的にコミニュケーションをとることで実務に役立つ経験ができるでしょう。
歯科助手専門員
歯科助手専門員は全国医療福祉教育協会が認定する歯科助手が行う受付や会計、治療器具の準備などの業務スキルを身に着けることができる資格です。
難易度
講座を受講・修了することで歯科助手専門員の資格が取得できます。
講座の内容を理解していければ、ほぼ確実に資格取得ができるため難易度は易しいです。
おすすめの勉強方法
ヒューマンアカデミーが行う講座で学習を進めます。
講座にはマニュアルや実際の歯科医院で撮影された講義DVDがついているため、独学が不安な人も実務をイメージしながら取り組むことができます。
実際の歯科衛生士が講師を勤めていることもあり、実務に即した内容を学ぶことができます。
歯科助手検定試験
歯科助手検定試験は一般財団法人日本能力開発推進協会が行う検定試験です。歯科医院での事務はもちろん、歯科医師や歯科衛生士のサポートを行うために必要な治療器具の準備・清掃、石膏の練和などの知識をもつ証明となります。
難易度
3ヶ月で専門知識を身につけ、資格合格を目指すことができます。難易度も易しいため、勉強の時間があまり取れない人でもコツコツ少しずつ学ぶことで十分合格を目指すことができます。
おすすめの勉強方法
通信講座での学習となるため、テキストと映像授業を見て学習を進めます。
通信講座ならではの質問・添削指導が受けられるので、分からないことまできちんと理解して勉強を進めることができます。
通信教育講座・資格のキャリカレが行う講座を受講して受験に進むことになります。
歯科医療事務検定試験
歯科医療事務検定試験は全国医療技能検定協議会が行う検定試験です。全国医療技能検定協議会では医療機関の人材教育を通して医療従事者の資質を高める目的の機関で、様々な検定試験を行っています。
歯科助手に特化した検定では、歯科助手の受付、カルテ管理、会計、レセプト作成などの事務の知識はもちろん歯科医師や歯科衛生士のサポートを円滑に行うスキルをはかります。
難易度
難易度が低い順に3級、2級、1級の等級に分かれています。
合格率は非公表ですが3級は「医療保険制度等が理解でき、基本的な治療内容の把握やカルテに点数を記入することができる。」程度の試験内容とされていますので歯科助手を目指すのであれば最低限身につけるべき知識量といえます。
おすすめの勉強方法
公式のテキストはないため、市販のテキストを購入し歯科医院で必要な知識とレセプト作成の知識を独学することとなります。
万が一分からないことがある場合は、歯科医院で働く知人がいれば心強いですが、いない場合はネットのコミュニティや相談掲示板などで質問し解決することもひとつの手段です。
まとめ
いかがでしたか?
本記事では、未経験から歯科助手を目指すために有効な資格を5つ詳しくご紹介しました。
歯科助手は、結婚・出産や転居などのライフステージが変わっても仕事を見つけやすく、収入も安定しているため手に職をつけたいと考える女性に特に人気です。
しかし、資格取得には思ったより時間やお金がかかります。資格取得が難しいと感じた方は未経験で資格なしでも就職できるIT業界の事務もおすすめです。
IT事務の教科書では、志望動機の添削や転職の相談も受け付けていますので、お気軽にご相談ください。