・やりがいがあると思って選んだ会社なのに毎日がつまらない
このように、会社に行くのがイヤになっている人も多いのではないでしょうか。
今回は今の仕事に不満しかない人に向けて、以下の内容を紹介します。
・仕事に不満を感じる理由とは?
・仕事に不満を感じる理由別対処法
・失敗しない転職活動のコツ
この記事を読めば、改善策を考えて今の仕事を続けるか転職するかという答えが見えてきます。
ぜひ記事を一読して、今後の方向性を決めていきましょう。
転職理由の本音で多いのは「会社への不満」
転職エージェントサイト「リクナビNEXT」の退職理由の本音ランキングの結果を見ると、会社に不満を持っている人が多いと分かりました。
確かに、やりたい仕事に就いている人も増え、自分も理想を叶えたいと転職を希望する20代・30代が増えているのは事実。
ある転職サイトによると20代の転職率は3割超えで、100人の社員がいたら30人辞めているという実情があるそうです。
(参照:転職サイトPlus https://tenshoku-plus.com/20dai-tenshokuritsu/)
(参照:リクナビNEXT 転職理由と退職理由の本音ランキングhttps://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/4982/)
仕事に不満を感じる理由とは?
会社に入って理想と現実のギャップに悩んでいる人は多いでしょう。
上述した通り会社に不満を持っているのはあなただけではないので、不安に思わなくても大丈夫です。
では実際に、多くの人はどんな理由で会社への不満を感じ始めているのでしょうか?
あなたの状況と関連しているか、詳しく見ていきましょう。
人間関係の悩み
退職理由の本音ランキングで分かるように、多くの人が不満を持っているのが人間関係の悩み。
学生時代の友人・仲間と違って個性豊なメンバーが集まるのが会社なので、1人や2人合わない人がいるのは当然でしょう。
例えばこんな状況になっていませんか?
・口うるさいお局様がいる
・女子社員同士の悪口にうんざり
上記のような人間関係の悩みは職場ではつきものですよね。
特にSNSが普及している昨今、メールでのやり取りが増えているせいか、コミュニケーションに苦手意識を持っている人が増えているように感じます。
会社に出社せずに、いっそのこと「リモートワークになればいいのに」とため息をついている人もいるかもしれませんね。
給与が低い
給与が低いのも切実な悩みです。
待遇への不満は、仕事のモチベーションを大きく左右します。
例えば、友人が同じような職種にも関わらず自分よりも給与が高い場合、どうしようもない焦りや不安、さらには強い不満を感じてしまうことはあるでしょう。
またあなたが営業職なら、成果に応じた手当がもらえなければ、仕事へのやる気が持てなくなりますよね。
さらに
・パートで時給制なので上がったとしても年に10円か20円
このような話もよく聞きます。
人は成果に応じた給与を期待するもの。
評価を得られないと「自分は何をやっているのだろう」と、虚しさを感じてしまいます。
社風が合わない
入社前の期待とは裏腹に「社風が合わない」と入社後に感じるのも、会社に不満を持ち始める理由の1つです。
例えば
・パワハラが頻発している
・企業理念や会社方針に馴染めない
企業に属しているとこのような状況になることがあります。
上司とそりが合わない場合は、人事異動により環境が変わる可能性は期待できるかもしれません。
しかし、そもそもの企業理念・会社方針に違和感を持つ場合は改善するのは難しく、転職の意向が高まるようです。
仕事内容が合わない
「希望した部署に配属されなかった」「今の仕事は自分に合わない」と実際に働いてから気付くことがあります。
確かに、仕事の向き不向きは働いてみないと分からないもの。
特に社会人になりたての頃は、自分の得意を理解している人は多くないでしょう。
ある程度頑張って働いては見たものの仕事がつまらない…そう感じると、時間が経つのも遅くて苦痛になりますよね。
成果を出せないプレッシャー
仕事で成果を出せなくて、プレッシャーを感じている人もたくさんいます。
特に真面目で責任感が強い人ほど、ネガティブな心境に陥りがちです。
例えば営業職の人は、毎月のノルマを考えると精神的に休まる日がありません。
大きなプロジェクトに関わっている人も、慣れない仕事に、疲弊しやすくなります。
しかも入社間もない時期は仕事をこなすのに精一杯で、成果を考える余裕などないでしょう。
このように仕事ができないことへの焦りから会社に不満を持つようになり、転職を考え始める人も少なからずいます。
将来性に対する不安
将来性に対する不安が、会社への不満となるケースも少なくありません。
例えば、
・ルーティンワークで手に職をつけられないのが不安
・コロナの影響で会社が業績不振となり先が見えない
向上心の高い人ほど、先を見越して不安になりやすいと言えます。
IT化が進んでいる昨今、ますます将来性に不安を抱く人は増えるかもしれません。
他にやりたい仕事がある
近年転職理由ランキングで上位にきているのが「他にやりたい仕事がある」です。
これは入社前と後に感じる、理想と現実のギャップによるものが多いと思います。
特に会社への期待が高ければ高いほど、「なぜここで働いているのだろう」と疑問が沸いてくるものです。
実際に働いているうちに社会を知ってやりたいことが変わるのは、頻繁にあります。
仕事に不満を感じる理由別対処法
では多くの人が感じている仕事への不満はどう対処したらいいのでしょうか?
不満を感じる理由別に、参考にしてほしい対処法をお伝えします。
人間関係の悩みは捉え方次第
気の合わない上司や同僚にキツイ一言を投げかけられたら、嫌な気分になりますよね。
「周囲の言葉が気になる」「傷ついた」と考えていると、しばらく頭から離れず、1日中ネガティブな思考に陥ります。
でもよく考えてみると、同じ言葉を言われても気にする人と気にしない人がいるのは事実。
人はそれぞれ考え方のクセがあることが見えてきます。
例えば会社の会議で数名集まって、打ち合わせしている場面を思い出してみましょう。
上司が新しい施策を提案してきたとき、難しい提案であればあるほど、聞いた相手の反応は次のように真逆になるときがあります。
・Bさんは「でも…」と言ってできない理由を発言し出す
どうでしょう?提案は、ただそこにあるだけで意味づけするのは自分です。
つまり相手がどう言葉を受け取るかによって、状況が変化します。
要は自分の思考クセに気づいて、捉え方を変えてみることが大切です。
給与が低いのはスキルを磨くことで改善
給与が低くて不満があるときに試してもらいたいのは、スキルを磨くことです。
今よりもできることが増えて仕事の能力が上がれば、周囲からの評価も上がります。
手っ取り早いのは資格を取って専門分野にチャレンジすることです。
例えば建築業界に勤めているなら、インテリアコーディネーターや宅建、設計など。
IT業界なら、ITパスポートや最新情報技術者試験などの資格があると、仕事の幅が広がります。
・昇進する
・部署異動になって新しい仕事にチャレンジできる
このような可能性が期待できます。
資格を取ることで仕事に幅が出てきて、その結果給与アップにつながることはありますよ。
成果を出せないと悩むなら相談する
成果が出なくて悩んでいるなら、成果が出ている人に相談するのが近道です。
自分よりも目上の人は、少なからず多くの経験を積んできています。
あなたが悩んでいる状況と同じような経験をしている場合もあるでしょう。
もしかすると話を聞いてもらうだけでも、悩みが解消されることだってあるかもしれません。
相談相手は慎重に選ぶ必要はありますが、転職を考える前に同僚や上司に一度相談して、解決の糸口を見つける努力は必要です。
仕事内容が合わないなら部署替えを申し出てみる
仕事内容が合わないなら、部署替えを希望してみるのが効果的です。
実際、自ら申し出て今までとは違う仕事をしている人はたくさんいますよ。
事務職だったけど営業職にチャレンジしてみたい、事務所内の仕事だけでなく現場も経験したいなど理想を伝えましょう。
どんな些細な思いも口に出してみることは大事です。
最終的な決断を下す前に、本音を周囲に申し出てみるアクションを起こしてみましょう。
将来性に対する不安は根本的な原因を探る
「何が不安の原因になっているだろう」と、漠然としたイメージしか浮かばない人は、根本的な原因を紙に書き出してみるのがおすすめです。
例えば
・業界自体が衰退している
・福利厚生が安定しない
・給料アップが見込めない
・退職金が出ない
・スキルアップが望めない
思い浮かぶことを書き出してみると、不安の原因が見えてきますよ。
原因が分かったら次は、「この会社にいたら不安の原因は解消できないのだろうか」と冷静に考えてみましょう。
そうすることによって頭の中が整理されて、「将来どうなりたいのか」というキャリアイメージが見えてくるはずです。
社風が合わないなら理想を考えてみる
社風が合わないならどんな会社だったら馴染めるのか、具体的に自分の理想を考えてみましょう。
自分の理想をイメージしておくと、転職を決意した際にも企業選びがしやすくなります。
ただし自分の理想をすべて叶えるのは難しいということだけは理解しなければいけません。
どうしても会社員である以上は、適応能力を身に付けることが必要です。
今の会社で働いているうちは周囲に合わせる努力をして、それでもストレスを感じるようであれば、自分の理想に近づける会社への転職を視野に入れてみましょう。
他にやりたい仕事がある場合は本心なのか考えてみる
他にやりたい仕事がある人は、それが本心なのか冷静に考えてみてください。
「やりたい仕事がある」は、一見するとポジティブに聞こえますが、なぜやりたいのかと質問してみると、漠然とした答えが返ってくることがあります。
「隣の芝生は青く見える」というように
もしかすると今の仕事がイヤで、他の仕事が輝いて見えるだけの可能性もあるのです。
まずは本音と建前を整理してみましょう。
その結果、「やっぱりやりたい仕事に就きたい」と思うなら、転職するのはアリです。
仕事を辞めたい気持ちには段階がある
ここまで会社に不満を感じる理由と、対処法を紹介しました。
ただ不満の度合いは人それぞれで、我慢できる段階と、「もう爆発寸前!今すぐ転職を考えたい!」という段階とに分かれます。
例えば、ある人は仕事に少し不満を持っているだけの場合もあるでしょう。
そのような一時的な悩みならば、気分を変えて買物や運動、美味しいもの食べるだけで状況は改善するかもしれません。
しかし今の会社で楽しみが1つもない、やりがいがまったく感じられないとなってくると問題は深刻ですよね。
そこで転職を本気で考え始めた人に向けて、今後の対策を次の段落で詳しくお伝えします。
改善が期待できない不満なら転職を考えよう
対処法を実践しても、改善が期待できないなら、転職するのがおすすめです。
求人募集は何百万件もあるので、そこから自分に合う仕事は見つけられます。
とは言っても、情報過多に陥る恐れがあるので、安易に考えるのはNGです。
事前に転職活動の流れを掴んでから、行動しましょう。
失敗しない転職活動のコツ
失敗しない転職活動コツを順番に見ていきましょう。
転職活動の準備は早めに行う
転職したいと考え始めたら、求人情報だけはすぐに目を通しておくことが大事です。
なぜなら本気で会社を辞める段階になると、心も体も疲れてきっていることが多く、いざ転職活動を始めるときには気力を失っている恐れがあるからです。
また、転職活動が長引く可能性も考慮する必要があります。
一般的な転職活動期間は1ヵ月~3ヵ月と言われますが、その間会社を辞めてしまったら、どうなるでしょうか?
おそらく転職活動が長期化になる焦りから十分な企業調査ができず、求人応募した企業とのミスマッチが起こりやすくなります。
そうならないためにも、いくつか考えられる想定外を見越して、余裕を持った転職活動を行いましょう。
キャリアプランを明確にする
面接では必ず聞かれる今後のキャリアプラン。多くの人が転職する際、どう答えるか頭を悩ませる部分です。
「どうしてこの会社を選んだのか」「この会社で何を実現したいのか」は、必ず質問されます。
おそらく中途採用になると転職理由の他に、今後のやる気も企業側は重視します。
そのため当たり障りのないキャリアプランを答えても、理想の転職は実現しません。
自分の夢を語るにしても、企業の考え方とマッチしているか、適切な回答ができるよう準備しましょう。
今の仕事に限界を感じたらIT事務の教科書へ
未経験の業種や職種に転職することに不安を感じている人は『IT事務の教科書』へご相談ください。
IT事務の教科書では、各企業の内部事情に詳しいカウンセラーがあなたの転職を全面的にサポートします。
・履歴書や職務経歴書の添削
・面接指導
・求人の紹介
企業の特徴に合わせた履歴書の書き方や面接対策も行っているので、効率的な転職活動ができます。
キャリアプランの答え方も、気兼ねなく聞いてくださいね。
まとめ
今回は、仕事に不満しかなくて会社を辞めるかどうか悩んでいる人に向けて以下を紹介しました。
・仕事に不満を感じる理由とは?
・仕事に不満を感じる理由別対処法
・失敗しない転職活動のコツ
会社への不満を理由に転職を考え始める人は少なくありません。
ただ会社を辞める前に、会社に対する不満が改善する対処法を実践してみることは大切です。
それでも状況が変わらなければ、転職活動を始めてみましょう。
失敗しない転職活動のコツは、求人情報には早めに目を通し企業調査を徹底的に行うことと、キャリアプランを明確にすることです。
少しでも早く会社への不満が解消されるように、
できることから始めてみましょう。