・人間関係が転職理由って、そのまま伝えてもいいの?
・転職理由についてポジティブに伝える具体例を知りたい。
このように人間関係の悩みから転職をお考えではありませんか?
今回は、人間関係で悩むあなたに次の内容を中心にご紹介します。
・人間関係の転職理由を伝えるときの4つのポイント
・人間関係が理由の退職をうまく伝える具体例4つ
・人間関係が理由で転職する人は退職理由の約14%と決して少なくありません。
この記事を読むことで、人間関係が理由の転職をスムーズに進めることができますよ。
新しい職場で人間関係も心機一転すれば、ストレスが減るのはもちろん、仕事へのモチベーションもアップし理想のキャリアに一歩近づくことになります。
ぜひ参考にして、あなたの転職に役立ててください!
人間関係が理由の退職は全体の約14%
「人間関係が理由の転職は少数派なのか?自分の我慢が足りないのか?」と心配する人も多いです。
結論を言うと退職理由の約14%は人間関係との調査結果もあり決して少数派ではありません。
多くの人が人間関係に悩み、退職という選択をしています。
職場での悩みから心身の健康を崩す人も多い昨今の事情を考えれば、転職によって改善できるのであれば賢い選択とも言えます。
参考:https://www.dodadsj.com/content/191219_retirement-negotiations19/
転職理由で「人間関係」と正直に言うのは避けた方が無難
転職の面接で必ず聞かれる、前職の退職理由に「人間関係」と正直に答えるのは避けた方が良いでしょう。
理由は、どうしてもネガティブに聞こえてしまうことが多くあなたの評価を落としてしまうからです。
しかし、転職理由で嘘をついて良い訳ではありません。
転職理由で「人間関係」を理由として伝えるときは、ポジティブに聞こえるよう表現を工夫しましょう。
転職理由で「人間関係」を伝えるときの4つのポイント
転職理由として人間関係と伝える際に気をつけるべき点は次の4つです。
– ポジティブに言い換える
– 志望理由などと結びつける
– 解決のために行動したこと、反省したことも伝える
ポイントを抑えれば面接官にも納得してもらえ、あなたの評価も良くなる転職理由としてブラッシュアップすることができますよ。
詳しくみていきましょう。
嘘はつかない
言いづらいからといって、嘘をつくことはやめましょう。
嘘をつくと、質問された時や別の話をした時に辻褄が合わず困る可能性があります。
話を捏造するのではなくエピソードの切り取り方を工夫しましょう。
ポジティブに言い換える
基本的な方針としてネガティブな表現ではなくポジティブな表現をするようにしましょう。
例えば、上司と意見が合わず退職した場合を考えてみます。
「意見が合わず」というネガティブな表現は好ましくないので、「自己成長のため」「スキルアップのため」など全体をポジティブに言い換える必要があります。
具体的な例文は、次の項で紹介します。
志望理由などと結びつける
面接では、退職理由を志望理由に繋げて話せば、あなたの考えや志望理由がスムーズに面接官へ伝わり好印象となります。
退職理由と志望理由に1本の筋が通っているので、人間関係で悩み衝動的に辞めたのではなくきちんと考えた上で辞めたと捉えてもらいやすいでしょう。
解決のために行動したこと、反省したことも伝える
人間関係が悪かった時に、具体的にとった行動や反省を伝えることであなたの問題解決能力や人間性をアピールすることもできます。
会社は組織のため、どうしても人間関係のイザコザは避けて通れません。
嫌なことがあったら、解決しようとせずにすぐ辞めるのはどの会社に行っても社会人として好まれません。
そこで、実際にあなたがどのように考え行動したかを示すことで面接官に「正当な考えがあって辞めた」と理解してもらいやすくなります。
人間関係の転職理由をポジティブに伝える具体例4つ
ケース①社長や上司と意見が合わない
ケース②パワハラ、セクハラ、いじめ
ケース③社内恋愛
ケース④社内の雰囲気が合わない
上記のような原因で辞めた場合、転職理由としてポジティブに伝えるポイントと例文を紹介します。
ケース①社長や上司と意見が合わない
社長や上司、会社全体と方針が違う場合、全ての行動に制限がかかったように感じ退職を考える人もいるでしょう。
会社や上司を変えることは非常に困難なので、自身の成長として転職を選んだとポジティブに言い換えます。
ケース②パワハラ、セクハラ、いじめ
パワハラやセクハラ、いじめといった陰湿で一方的な攻撃により、心を痛めて退職する人も多くいます。
注意点としてはパワハラやセクハラ、いじめといった単語は使わないことです。
単語自体にネガティブな印象が強いため、ポジティブな言い換えが難しくなってしまうためです。
表現のポイントとしては、個人主義の仕事が多くチームワークや組織として結束する風潮がなかったと伝えるとポジディブでしょう。
今後のキャリアを考え、チームで切磋琢磨しより大きな目標に向かって働く、また組織をまとめるマネジメント能力も身につけていきたいと考え転職を決意しました。
ケース③社内恋愛
社内恋愛など仕事とは直接関係ない人間関係で退職した場合、退職理由として使うことは避けましょう。
理由は、事情はどうあれ仕事とプライベートを混同している、入社したら社内の風紀を乱すかもしれない、など良くないイメージが先行してしまうからです。
1番の理由が社内恋愛だったとしても、2番目以降にある会社や仕事への思いを退職理由として使う方が無難です。
以上の経験から、もっとお客様に寄り添った業務がしたいと考え、営業職からカスタマーサポート職へキャリアチェンジを心に決めました。残念ながら前職の社内ではリソースの都合上、実現できなかったため転職を決意しました。
ケース④社内の雰囲気が合わない
明るく話すのが好きな人がシーンと張り詰めた社内で過ごしたり、黙々と作業をするのが好きな人が常に会話が飛び交う社内で過ごしたりしたら、やはりストレスが溜まります。
自分と社内の雰囲気が合わないことも正当な理由ですが、直接言うと単なるワガママに聞こえてしまいますのでポジティブに言い換えましょう。
しかし、システム開発者として今後のキャリアを考えた時、更なるプロジェクト経験を経てスキルアップしていきたいと考えるようになりました。プログラミングや開発業務に集中でき、様々なプロジェクトへチャレンジできる環境へ身を置くため転職を決意しました。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、以下の内容を紹介しました。
・人間関係の転職理由を伝えるときの4つのポイント
・人間関係が理由の退職をうまく伝える具体例4つ
・人間関係が理由で転職する人は退職理由の約14%と決して少なくありません。
また、心身の健康を崩す前に前向きに転職することは賢い選択です。
転職理由として面接などで話す際は、事実を正直にそのまま伝えるのではなくポジティブに変換して伝えるのがポイントです。
前向きな理由として伝えられれば、あなたの転職は成功し人間関係のストレスからも開放されるでしょう。
ストレスのない職場では、あなたのビジネスパーソンとしての成長も期待できるので理想の人生プランに沿った生活がグッと近くなりますよ。
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