【500人に調査】転職するなら都心？地方？それぞれのメリット＆デメリットもご紹介

リモートワークが一般的になってきた昨今。職種にもよりますが、ネット環境さえあれば、どこでも仕事ができるようになり、職の選択肢は広がりました。そんな時、悩むのが「都心」か「地方」のどちらに転職するかということ。

株式会社ビズヒッツは、働く男女500人を対象に「転職するなら都心と地方どちらがいいかに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。それぞれのメリット・デメリット、そしてアンケートから判明したリアルな声をご紹介します。

都心と地方なら「都心に転職したい」が53.0％

都心と地方のどちらに転職したいかアンケートしたところ、「都心に転職したい」と答えた人が53.0％で、地方を若干上回りました。中には「収入アップや社宅があるなら都心、そうでなければ地方」と条件つきで都心を選んだ人も。また「若いうちは都心、いずれは地方」「年齢を重ねると都会の方が便利」など、年齢によって変えたいという回答もありました。

都心に転職したい理由の1位は「求人の豊富さ」

都心に転職したい理由を聞いたところ、「求人が豊富だから」が第1位という結果になりました。2位・3位には「交通が便利だから」「生活しやすいから」など、便利さに関する理由がランクイン。

では具体的な回答をランキング別にみていきましょう。

【1位　求人が豊富だから】

都心だと求人が多く、自分のやりたいことを仕事にできるのではと感じます（20代女性）
仕事がたくさんあるので、転職先が見つけやすい。田舎で転職先を探していたときは選択肢が限られてしまった（30代女性）
希望する職種は都心にしかないから（50代男性）

【2位　交通が便利だから】

地方だと車必須で、ペーパードライバーには厳しい。都心だと朝の満員電車はネックだが、慣れれば我慢できる（20代女性）
交通の便がいいので通勤しやすい（30代女性）
電車通勤したいので、電車の本数が多くて通勤に便利な都心がよい（50代男性）

【3位　生活しやすいから】

食事や買い物が便利なので。田舎の職場ではコンビニまで15分ぐらい歩く必要があった（30代男性）
都会の方が生活しやすい環境だから。仕事をリタイアしたら、田舎暮らしもいいと思う（40代女性）
医療機関が充実していて安心ですし、コンビニやスーパーなど生活施設も充実していて便利だから（50代女性）

【4位　給料が高いから】

「都心だと、自分が頑張れば給料も沢山貰えるかな」と思ったから（20代男性）
時給や月給が、地方に比べて高い傾向にある（40代女性）
東京都というだけで賃金は高い（60代以上男性）

【5位　プライベートが充実するから】

近場に娯楽施設が多いため、リフレッシュしやすい（20代男性）
イベントや施設など、娯楽がたくさんあるから（30代女性）
仕事以外で楽しめる文化的な場所や刺激のある場所が多く魅力的だから（50代男性）

【6位　都心出身・在住だから】

都心の実家住まいでずっと都会暮らしなので、田舎住まいは難しそうだと考えているから（30代男性）
長年東京に住んでおり東京で人間関係ができているため、地方に移る気になれない（40代女性）

【7位　都心の方が刺激的だから】

都心の方が人口も多いし、施設もたくさんあるので刺激があるから（30代女性）
仕事の内容にもよるが、都心部には人やモノが多く刺激的（40代男性）

地方に転職したい理由の1位は「心にゆとりが持てるから」

続いて「地方に転職したい」と答えた人に理由を聞きました。第1位には「心にゆとりが持てるから」がランクイン。2位以下は「通勤が楽だから」「生活費が安いから」と続きました。

では具体的な回答をランキング別にみていきましょう。

【1位　心にゆとりが持てるから】

地方転職を希望する理由は、ストレスフリーな生活を実現したいからです（20代女性）
静かな落ち着いた場所で仕事してみたいです。騒がしい街中は疲れが溜まります（30代男性）
都会の生活に疲れた。少しのんびりできる地方の方が、ストレスなく仕事ができる（40代男性）

【2位　通勤が楽だから】

以前都心で働いていましたが、満員電車のせいで働く前から疲れていました。地方なら満員電車も遅延もないのでストレスがありません（30代女性）
満員電車とは無縁ですので通勤が楽です（40代男性）
車通勤したいので。地方は車通勤可能なところが多そう（50代女性）

【3位　生活費が安いから】

都心よりは家賃を安くおさえられる（20代男性）
田舎に住んだ方が、貯金や資産運用に回すお金が増えそう（30代女性）
物価の違いで、お財布にも多少余裕が生まれると思います（40代女性）

【4位　人が少ないから】

人間関係に疲れやすいから、人の少ないところがいい（30代女性）
都心はどこに出るのも人が多く疲れるから（40代男性）
都心の狭い空間で多くの人が仕事をする環境ではなく、地方の広い空間で仕事をしたい（50代女性）

【5位　地方出身・在住だから】

地方生まれ地方育ちなので、転職してもやはり馴染みのある地元の企業に就職したいと思う（20代女性）
両親の老後の世話を考えて、なるべく近くにいたいから地方を選択しました（40代女性）
今地方に住んでおり、田舎暮らしが好きだから（50代女性）

【6位　自然があるから】

自然が豊かで、たとえ仕事に疲れても日常の身近なところでリラックスできる気がするから（20代女性）
地方の方が自然も多くリフレッシュもしやすい（30代男性）

【7位　リモートワークできるから】

リモートワークの加速。通勤という一番のネックが取り払われたから、地方に住むのも可能です（30代女性）
リモートが浸透して、地方にいても仕事がこなせるとわかりました（50代男性）

迷ったら「優先順位」を考える

男女500人のアンケート結果を見ていただきました。回答からもわかるように、それぞれにメリット・デメリットがあります。株式会社ビズヒッツは、今回の調査を受けて「都心と地方のどちらに転職しようか迷ったら『自分にとっての優先順位は何か』を見つめ直してみてはいかがでしょうか」と提案しています。リアルな声を参考にしつつ、将来設計も含めて冷静に検討することをおすすめします。