「新卒で入社してすぐに転職するのはヤバイ?」
「新卒から転職することのメリット・デメリットって?」
上記のような不安や疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、「新卒のうちに転職することのメリット・デメリット」「早期転職を成功させるための3つのコツ」について紹介していきます。
転職前にこの記事をみつけたあなたは、非常にラッキーです。記事を読むことで、転職中に迫られる様々な判断の場面において、最良の判断がくだせるようになります。
ぜひ最後までお付き合いください。
新卒ですぐに転職することのメリット
「新卒で入社してすぐに転職しても良いことなんかない」と思ってしまっていませんか?
いえいえ。実は、ちゃんとしたメリットがあります。
どのようなメリットがあるのか。以下にて紹介していきます。
次の仕事に費やす時間が増える
入社後、すぐに転職することで次の職場に費やす時間が増えます。
たとえば、「石の上にも3年というし、3年は我慢しよう」と3年間、我慢して転職したAさん。早々に転職して次の職場で5年のキャリアを積んだBさん。
AさんとBさん、どちらがよいかというのは、環境や個人の努力によって変わってきます。
ただいえるのは、職場で積めるキャリアの年数が全く違ってくるということです。
嫌々我慢をして3年間仕事をしたAさんと、働きたい職場で5年間のキャリアを積んだBさん。同じ5年間でも、得るものが大きく変わりそうですよね。
ただし、これはBさんが転職に成功した場合の例にすぎません。
「そんな上手くいくわけないじゃないか」と思った人もいることでしょう。
この記事の後半では、新卒になってすぐに転職するという人が上手くいくコツを紹介しています。
紹介するコツを上手く利用することで、Bさんのように転職を成功させることは可能です。
気になる人はぜひこのまま読み進めてください。
心機一転!次の職場で0から頑張れる
辞めようかどうか迷っている状況だと、仕事のパフォーマンスにも悪影響を与えます。
実際、「辞めたいけど、早すぎるし…」と悩んでいる今の状況が一番辛いはずです。
モヤモヤした気持ちを断ち切り、新しい職場で思いっきり頑張った方がよいというのはあなた自身でも分かっていることなのではないでしょうか。
気持ちの乗らない仕事というのは、良いキャリアを形成していくうえであまりポジティブな要素になりません。
自分が満足できる職場で、気持ち良く仕事することが将来を見据えたうえで大切になってくるのです。
入社したかった企業に第二新卒枠として挑戦できる
企業の中には、新卒の採用を行わず、第二新卒以降のキャリアを持つ人材のみを採用する企業があります。
ちなみに、新卒主体で採用する企業もあり、会社のブランディング方法により異なります。
一般的に第二新卒とは、新卒になって1年以内に退職した人のことを指します。
それでは、なぜ第二新卒は人気が高いのでしょうか。
理由は企業側が支払うコストにあります。
新卒で採用した場合は、研修期間に対し時間やお金を投資しなければいけません。しかし、第二新卒は研修期間や実務を通し、ある程度の社会経験とビジネスマナーを持っています。
つまり、企業側はコストをかけずに若い人材を手に入れられるけです。
憧れの企業の募集要項に一度目を通してみてはいかがでしょうか。転職のモチベーションにもつながりますよ。
新卒ですぐに転職することのデメリット
当然ながら、早期転職はメリットばかりではありません。
以下にて、デメリットも紹介していきます。
履歴書にキズがつく
面談で面接官を納得させられる説明ができても、履歴書ではそれができません。退職した月と退職した会社が記載されているだけです。
転職先の会社でどれだけ良いキャリアを積み上げたとしても、数ヶ月で退職したという事実を消すことはできません。つまり、書類選考において、ほぼ必ずといってよいほど不利になっていまいます。
履歴書にキズがつくというのは、それほど大きなことなのです。
辞め癖がつく可能性がある
「大変だったら辞めてしまえばいい」という思考が癖になり、ダラダラと転職を繰り返してしまう危険性があります。
また、第二新卒の段階であれば仕事も選べますが、回数を重ねると選択の幅もどんどん狭くなってしまいます。
辞め癖をつけないためにも、目前の転職に集中することが重要。日本人はキャリア選びをおざなりにしてしまうという特徴があり、イメージや先入観だけで決めてしまいがちです。
転職が人生の分岐点になりえるという意識をしっかりと持ちましょう。そうすることで辞め癖がつくこともなく、良い転職活動ができます。
経済的な負担が大きい
転職活動は、時間とお金がかかります。
1ヵ月で次の仕事を見つけ、働きはじめたとしても次の給料がはいるのは1ヵ月先。つまり、1ヵ月の間は収入がないということになります。
1ヵ月で仕事がみつかればよいですが、2ヵ月、3ヵ月と長引くことも十分に考えられます。そうなると経済的な負担も倍になるため、相当苦しい生活を強いられることになるのです。
長期の転職活動を予定している際は、事前の準備と資金が大切になることを覚えておきましょう。
新卒になった後すぐに辞めた人でも転職が上手くいく3つのコツ
新卒として入社したあと、すぐに辞めたからといって悲観してはいけません。
早期退職した後の転職でも、上手くいくためのコツをおさえれば必ず成功へと近付きます。
以下にて、3つコツを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
社会生活を振り返り自己分析を行う
自己分析は転職活動をするうえで欠かすことのできない作業です。まずは、下記の点を振り返ってみてください。
- どうして会社を辞めたいと思ったか
- 会社での勤務を通して仕事観がどう変わったか
上記を振り返り、自分のしたいこと、就きたい仕事などについて深堀りしていきましょう。
自己分析をすすめると、自分がどの業界の、どんな会社に就職したいかが具体的にみえてきます。
自己分析で分かった自分の考え方・価値観は、転職活動の際の基盤となり、必ずあなたの力になってくれますよ。
「なぜ辞めたんですか?」に対しての質問を明瞭化
「なぜ短い期間で仕事を辞めたんですか?」という質問は必ず受けます。
第二新卒の採用を積極的に行っている会社であっても、入社したあとにすぐに辞められると大きな損害をうけることになるからです。
そのため、転職する際は「すぐに辞められるのではないか」という採用担当者の不安を払拭し、会社に貢献できるというアピールをしなければなりません。
では、面接の際にどのようなアピールをするのが有効的なのでしょうか。
たとえば、「自己分析を通して明瞭化したキャリアビジョン」「短いキャリアのなかで得たもの」などについて話すとよいでしょう。
また、辞めた理由を会社だけの責任にしてしまうのはNGです。自分が反省すべき点を挙げ、謙虚で俯瞰的な考えを述べることが重要になります。
ネガティブに伝えるのでなく、ポジティブな伝え方を意識できればさらにGood。
転職エージェントをうまく利用する
転職エージェントをうまく利用することも、良い転職活動を行うための1つの秘訣です。
転職エージェントは無料で利用できるうえに、多くの未公開求人を持っています。つまり、自分で探すよりも選択肢が広く、相談するだけで選考の席を用意してくれるのです。
さらに、転職エージェントはたくさんの転職者を見てきているため、効果的なアドバイスや客観的な意見をもらえます。
相談したからといって、必ず紹介された会社に就職する必要もありません。少し汚い言い方ですが、あくまで利用するのです。
転職や自分のキャリアに関して疑問・不安があるのであれば、転職のプロである転職エージェントに相談してみてください。
まとめ
この記事では、「新卒になった後すぐに転職することのメリット・デメリット」「転職する際のコツ」について紹介してきました。少しでも不安や疑問の解決になったのであれば幸いです。
転職は人生における大きな分岐点です。
なんとなくで転職活動をすることで後戻りできない状況になることだってあります。
転職後の後悔をなくすためにも、自己分析をしっかり行い、第三者からの意見を聞き入れることが重要になることも記事内にて説明してきました。ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、転職活動においてのあなたの判断が最良のものになりますことを、心から願っています。