アフターコロナの転職先として約8割が「安定していて長く働ける企業」を希望

9～10月は多数の企業で年度が切り替わるタイミングのため、転職する人が増える傾向にあります。新型コロナウイルスの影響もあり、転職先を選ぶ基準・企業側に求める制度も変化しているのではないでしょうか。

株式会社エデンレッドジャパンは、全国の20～40代の転職経験者男女600名を対象に「アフターコロナの転職実態調査」を実施。転職者の「今」の考えが見えてきました。転職を検討する際、参考にしてみてください。（出典「エデンレッドジャパン調べ」）

約8割が「安定していて長く働ける企業」に転職を希望

転職先を検討する際に「常に成長し続けている企業」「安定していて長く働ける企業」のどちらを選ぶか聞いたところ、約8割が「安定していて長く働ける企業」と回答しました。コロナ禍で残業時間が減った人や仕事を失った人もいます。先の見えない不安・危機感から「安定」「長く働ける」ことを求める人が多いのかもしれません。

福利厚生・社内制度の充実度を重要視

続いて「安定していて長く働ける企業」のイメージに当てはまるものを複数選択制でアンケートした結果、第1位は「福利厚生・社内制度が充実している」でした。次いで「給料が高い」「従業員の健康をケアしている」がランクイン。待遇面や健康ケアの制度が整っていると安心して働けそうですね。

転職活動時に質問したいことの第1位は「福利厚生」

最後に転職活動時に質問したい／質問した項目を尋ねたところ、「残業時間」と若干の差で「福利厚生」が第1位に。働き方改革として残業時間を減らす企業が多いですが、転職者が最も気になっているのは「福利厚生」ということが明らかになりました。

時流に合わせて福利厚生制度を変化させるべき

今回のアンケート結果を受けて、同社の代表取締役マリック・ルマーヌ氏は、「新型コロナウイルスによる『働き方』の変化をきっかけにして、従業員から、会社を評価する軸がダイナミックに変わりつつあるのが明確に見て取れる調査結果になったと強く感じました」と回答。

さらに、「安定して長く働ける企業」のイメージとして、「給与が高い企業」以上に「福利厚生や社内制度が充実している会社」が挙げられたことに着目。これまで福利厚生制度は、時流に合わせて変えるものではなかったそうですが、このような時だからこそ、「攻め」の変革を行い従業員に寄り添うことが重要とも語っています。