新型コロナウイルス感染症の拡大が落ち着き、緊急事態宣言も解除されました。生活は徐々に元に戻り、景気も回復傾向にありますが、企業の採用意欲はどうなっているのでしょうか。
株式会社学情は、企業の採用担当者を対象に「中途採用」に関するインターネットアンケートを実施。コロナ後の中途採用について明らかになってきました。
半数超の企業が「中途採用を拡大する予定」
中途採用の計画について、「拡大する予定」「どちらかと言うと拡大する予定」と回答した企業は50.7%という結果になりました。半数超の企業が、中途採用を拡大する予定であることが判明しました。株式会社学情はこの結果を受けて、「景気の回復を見据えて、採用人数を増やす企業が増えており、中途採用における人材の獲得競争はより激しさを増すと考えられます」と述べています。
中途採用を拡大する理由は「即戦力採用のため」
続いて中途採用を拡大する理由を尋ねたところ、「即戦力採用のため」という回答が69.1%で最多となりました。次いで「事業拡大のため」「新卒採用だけでは人材確保が難しいため」「多様な人材を採用するため」でした。
入社前に実施している・実施したいフォローは「職場見学」
中途採用で入社する社員に入社前に実施している・実施したいフォローは、「職場見学」が45.9%で最多でした。そのほか、「現場の社員と話す機会」「役員と話す機会」などが多いようです。入社前に転職希望者に社風を理解してもらい、ミスマッチのない採用をしたいと考える担当者が多いと推察できます。
入社後に実施しているフォローは「中途入社の社員を対象にした研修」
最後に中途入社で入社した社員に入社後に実施しているフォローについて聞いたところ、「中途入社の社員を対象にした研修」が最多。7割以上の企業は、中途採用で入社した社員に対して、何らかのフォローを実施していることが分かりました。
勢いを増す中途採用市場。入社後のケアも重要に
今回のアンケートより、中途採用の市場が勢いを増していることが分かりました。多くの企業がコロナで打撃を受けた分を取り戻すべく、即戦力として活躍してくれる中途採用を重要視しているようです。また、企業側は早期退職を防ぐために、入社前後のフォロー・ケアも実施。転職組にとって、(1)中途採用市場の成長=選択肢の増加、(2)職場見学や研修=福利厚生の充実は、朗報と言えるのではないでしょうか。
株式会社学情
社名:株式会社学情
所在地
【東京本社】〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル7階
【大阪本社】〒530-0001 大阪市北区梅田2-5-10 学情梅田コンパス
設立:昭和52年11月7日
代表者:代表取締役社長 中井清和
URL:https://company.gakujo.ne.jp/index.html