まずは自己紹介をお願いします
はじめまして、リコ(仮名)です。
私は未経験からIT業界に飛び込みました。
前職ではホテル業や商社の事務員等をしており、ITどころかパソコンの設置もできないほどで、触っても何かを調べたりするだけ。
ITって何?と思うほどでした。どれくらい疎かったのか、具体例を挙げると、
IT会社の面接時に「使用されているOSは何ですか?」と聞かれて「わかりません」と答えたくらいです。
そんな私が、なぜIT業界に飛び込んだのか、どんなお仕事をしているのか等を紹介します。
IT業界に興味のある未経験の方達の参考になればと思います!
IT業界でどのようなお仕事をされていたか(現在どのようなお仕事されているのか)を簡潔に教えてください
私が勤めている会社は東京に本社、大阪を含む各地域に支社があり、ITインフラ、Webマーケティング等を主にしています。
IT業界の人材育成に力を入れていて、未経験や文系も多く採用しており全社員数は2000名を超えています。
その多くは、取引先への常駐という勤務形態になります。つまり、正社員型の派遣です。
私は約1週間の研修を終えて、大阪市内のとある企業に派遣されました。
私はシフト制で勤務していますが、シフト制なのか、土日休みなのかは派遣先によります。
月にだいたい20日程働き、お給料は額面で20万ちょっと。
未経験1年目としてはいい方ではないでしょうか。
私の場合は、事務員時代より給料アップしました。当時は額面で16、17万円くらいだったと思います。
IT業界に就職しようと思ったきっかけを教えてください
さて、冒頭でもお話しした通り、ITとは無縁の人生を送っていた私がなぜIT業界に転職をしたのかお話ししようと思います。
ホテル業界で働いていたと聞いて、ピンとくる方もいるかもしれませんが、私は留学経験があり、海外で働くことに興味がありました。
何かいい求人はないかな~と探していると、IT企業の求人をよく目にしました。
日本企業が人件費の安いアジア諸国にオフィスを持ち、そこで日本語と英語の話せる人材を募集する。
接客業とは別の業種に就きたかった私はその求人を見て、お!いいじゃん!と思いました。
しかし応募条件には軒並み「経験年数1年以上」の文字が。
未経験も少なからずありましたが、海外での勤務経験がアルバイト以外ない私にはとても壁が高く感じました。
それじゃあ、まずは日本で経験を積もうと思ったのです。
それに、何となくこれからの時代はITだろ!と思ってました。
その根拠のない考えは、よく聞く世間の成功者の多くがエンジニアだったりITに関係している現状もあったと思います。
今思うと何ともふんわりとしたきっかけです(笑)
IT業界では具体的にどんなお仕事をしているのか教えてください
それでは具体的に、どんなお仕事をしているのかご紹介します。
私が派遣されたのは、システムヘルプデスクやアラート監視をしている会社でした。
メインの取引先は、大阪にお住まいの方なら聞いたことのあるスーパーマーケットの会社です。
その会社の社内システムや、業務で使用する機器で困ったことがあったら問い合わせをする先に私達がいます。
つまり、スーパーマーケットがシステムの開発運用を外注しており、それを請け負っているのが私が勤める派遣先で、
その中でも私が配属された部署は1次窓口となる場所です。基本、未経験者は1次窓口が多いです。
毎朝派遣先に出勤し、メールとインシデントと呼ばれるTO DO リストのようなものをチェックしていきます。
インシデントには、現在受け付けていて解決していないお問い合わせ事項があります。「修理業者に連絡する」等も含まれます。
既存のインシデントを片付けていきながらも、新しいお問い合わせを電話やメールで受け付けていきます。
既知の問い合わせならば1次窓口で解決し、システム内部の話なら開発部にエスカレーションしたりします。
このエスカレーション先を見極めるのが最初は難しかったです。
というのも、お客様は「ここに問題があります」という問い合わせ方はしません。
「いつもこういくはずなのに、今日はうまくいかない。いつもと違う」といった感じです。
こちらで質問をして深くお話しを聞き出して、問題点を絞っていく必要があります。
それが、一部システムひいては店舗全体の障害発覚に繋がることも多々あります。
ITサポート事務職のやりがいやメリットを教えてください
ヘルプデスクとして働いてやりがいを感じるのは、問い合わせを受けて、
今まで習得したシステム内容と照らし合わせてどこに問題点があるかを自分で考えていくところです。
最初は問い合わせ内容を聞くだけで精一杯です。
「確認します」でとりあえず逃げて、先輩に相談するの繰り返しです。
しかし徐々に知識がたまると、スムーズに話を聞き出すことができるようになり、障害の起因の検討をつけていけるようになります。
一人で解決できた時等は、「やった!成長してる!」と達成感を感じられます。
IT業界はどんな人に向いていると思いますか?
開発関係の人とやり取りをすることも多いですが、一貫していえることは、ITサポート事務は毎日がルーティン作業な仕事は少ないと思います。
日々技術は進歩しますし、新しいサービスが提供されていく為、すべてを把握するのはおそらく不可能に近いです。
言い換えれば新しい物事に溢れています。そして学べば学ぶ程、自己成長に繋がります。
単調な仕事ではなく、自分の頭を使って働き、スキルを磨いていきたいと思う方はITサポート事務に向いていると思います。
最後にこれからIT業界に飛び込む人へメッセージをお願いします!
誰でも異業種というのは未知な世界で不安があるかと思います。
中でもIT業界は言葉だけが先行していて漠然としてる為不安は大きいかと思います。
例えば実際はスマートフォン等身近にIT技術はありますが、その仕組みとなるとぼんやりとしていて小難しく感じますよね。
ですが、未経験からIT業界に転職した私の意見ですが、「組織に従じて働く」といった点ではIT業界も他の会社も変わりません!!
その会社のルールを覚えて仕組みを理解して働くことは一緒です。
その中でもIT業界は、スキルとして身に付く部分が多く、そして日々の業務をスマートにする知恵に溢れています。
IT業界に興味を持っていても、いま一歩踏み出せない方は、
私の記事が「何だかよくわからないけど、とりあえずやってみるか!」のきっかけになればうれしいです。