まずは自己紹介をお願いします
こんにちは、タカシ(仮名)と申します。
出身は京都府、現在は都内在住の30歳・既婚者です。
2年前から、都内のIT企業に勤務しております。
現職については、転職を経て入社させていただいております。
大学は文系かつ体育会所属だっため情報処理関連の知識は皆無、かつ転職前の職場においても、 ITに関して全くの未経験の状態でした。
今回は、少しでも似たような境遇の方のお力に少しでもなればと思い、現職の仕事の内容や転職活動中の悩みなど紹介させていただきます。
IT業界でどのようなお仕事をされていたか(現在どのようなお仕事されているのか)を簡潔に教えてください
現在は、社員数5000名以上の、ユーザー系システムインテグレーター(SIer)で営業事務の仕事をしております。
私は、主に銀行や証券会社などの、金融機関向けのシステム開発を担当している部署に所属しております。
具体的な業務内容としては、クライアントとの契約締結業務や社員の経費精算、その他庶務を担当しています。
給与は残業を考慮せず、年収600万程度です。
残業手当を含めると、年収は650−700万円程度になります。
残業時間については、時期により変動しますが、最も残業時間が増えるのが、4半期末(3月/6月/9月/12月)で、おおよそ月30時間程度の残業時間が発生します。
この時期は、クライアントとの契約締結が重なる時期ということもあり、残業が増えてしまいます。
IT業界に就職しようと思ったきっかけを教えてください
私は前職では、製薬会社で営業として勤務しておりました。
製薬会社の営業、いわゆるMRは、医師や薬剤師、医薬品卸の方々に自社の薬を紹介し、売り上げに貢献することが業務です。
競合にコンペで勝つこと、お客様から自分の仕事を褒めてもらえたことなど、仕事のやりがいを感じることはありました。
しかし、5年目を迎える段階で、自分の仕事が誰かのためになっているのか手応えがないことを感じ、業務に嫌気がさしてきました。
もっと社会にインパクトを与える仕事がしたい・AI化が進んでいくので営業以外のスキルを身につける必要があると考え、転職を決意しました。
どの業界を希望するか検討していた当時、スマホやクラウドなどの普及から、IT化がどんどん加速している世の中の動きを感じ、伸びていくのはIT業界だろうと考え、また終身雇用の時代が終わりをつげると考えた際、 IT業界でのキャリアが自分の市場価値を上げると考えました。
IT業界では具体的にどんなお仕事をしているのか教えてください
私の現在の主な仕事は2つです。
1つ目は、契約書締結の仕事です。
この仕事は、私の会社の担当営業スタッフと法務部門、そしてクライアントの3者の同意を得ながら進めていきます。
この仕事のやりがいは、この3者を調整し、問題なく契約を締結させ、スムーズにプロジェクトの開始ができたときに、みんなからとても感謝されることです。
一方、この仕事の難しいところは、法務・知財関係の知識を求められるケースが多いことです。
しかし、依頼されるたび私自身のスキルアップに繋がっていると実感しています。
2つ目は、経費精算の仕事です。
今いる会社では、経費精算システムが導入されており、営業スタッフが業務で発生した交通費や会食費用などをシステム上で計上します。
私は記載内容と、事前の申請書や添付された領収書データをチェックし、誤りがないか確認して、問題がなければ経理部門に報告するという業務フローになります。
地味なルーティン業務とはなりますが、営業スタッフを支え、正しく会社の経営を管理する仕事ですので、やりがいを感じる業務だと思います。
一方、この仕事の難しいところは、精算の締め切りがあり、対応していない営業スタッフがいるとシワ寄せがくるため、事前の調整が必要なところです。
ITサポート事務職のやりがいやメリットを教えてください
IT業界の事務職で勤務するメリットは、ご自身のキャリア面における市場価値が向上すること、と私は考えています。
IT業界は日々進化を遂げています。
変化のスピードは非常に早く、そのため働く社員も同様に変化に対応することが求められています。
IT業界は、開発職だけでなく、営業職や管理部門も多くの求人で溢れています。
背景としては、スタートアップ企業の即戦力採用が進んでいるからではないでしょうか。
スタートアップ企業は、即戦力として働ける社員を採用したいと考えている企業が非常に多く、数多くの企業の中から、即戦力人材を採用するために収入増・フレキシブルな勤務可能など求職者にとってメリットを付与する場合が多いです。
IT業界はどんな人に向いていると思いますか?
IT業界は、「新しいことが好き。」「変化を楽しむことができる。」という方にはオススメの業界だと考えています。
IT業界の移り変わりは早く、その時その時で主流となる技術は、時代と共に次々と移り変わっていきます。
そのような業界であるため、一般的に事務職はルーティン業務であると思われがちですが、事務職でも変化に順応していく必要があります。新しいことをどんどん取り入れ、変化に順応し、変化を楽しむことができる人材は活躍できます。
エンジニアだけでなく、営業職や事務職にも、新しいことへのチャレンジに対して提案できる社風が整っている会社も多いと思います。今の仕事を、いかに更に良い仕事につなげるために、情報収集をするなどアンテナを張ってると良いでしょう。
最後にこれからIT業界に飛び込む人へメッセージをお願いします!
IT業界はこれからも進化していき、今まで以上に人々の生活に入り込み、世の中を変えると思っています。
これからの日本・世界のテクノロジーは自分が作る、自分が支えるといった高い志を持ち、働くことができれば、会社にとっても、皆様にとっても大きな価値になると考えています。
IT業界で活躍しているのはエンジニアや営業だけではありません。
事務職にもスキルやマインドセットが求められますので、このような環境で成長したいとお考えの方であれば、ぴったりの業界です!