と、ボーナスの不安から転職を考えている人もいるのではないでしょうか。
ボーナスが支給されたら「友達と旅行に行きたい」「大きな買い物をしよう」「将来のマイホーム貯金をしたい」とあなたが考えていれば、ボーナスは仕事のモチベーションを左右する一つとなりますよね。
今回は、ボーナスカットの不安から転職を検討している方に向けて、下記を紹介します。
・コロナ渦が原因でボーナスが減る
・ボーナス支給で損をしない転職のコツ
・安定的にボーナスを貰いたいならIT企業がおすすめ
編集部
ボーナスの定義
ボーナスとは、定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる、特別な給料です。
公務員は年に2回、ボーナスは必ず支給されます。
民間企業は「企業の業績や就業規則による」というのが事実で、ボーナスは必ず支給されるというものではありません。
冬のボーナス支給時期
公務員は法律により、冬のボーナスの支給時期も「12月10日」と決まっています。民間企業は12月初旬が多いです。
企業によっては12月中旬のこともありますので、あくまでも一般的な目安となります。
ボーナスの平均額
厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査 令和2年」によると,、令和元年冬季のボーナスの平均額は、389,394円でした。業種別に一部をピックアップしてみると
・建設業:494,811円
・卸売業:337,163円
・医療福祉:317,351円
・飲食サービス業:66,202円
(参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査」)
コロナ渦が原因でボーナスが減る
人事院が行う2020年の国家公務員の給与改定勧告で、冬のボーナスを引き下げる公算が大きいことが分かっています。
ボーナスのマイナス改定は、実に10年ぶりとのこと。
(参考:jiji.com URL:https://www.jiji.com/)
今まで高給で安定していた会社員も、冬のボーナスが7割り減るまさかの事態になっています。
(参考:NHKニュース)
コロナの影響で、存続すら難しい企業がある中で「ボーナス支給があるだけでもありがたい」時代になりつつあります。
しかし、コロナ渦に影響されず、業績が伸びている企業があるのも事実です。
今後ますます二極化になっていくのではないかと予想されています。
年2回のボーナス以外の賞与2つ
ボーナスは、年に2回支給されるのが一般的ですが、それとは別に
- 決算賞与
- 業績賞与
というものがあります。一つずつ見ていきましょう。
決算賞与
決算賞与とは、その年の会社の業績に応じて支給される賞与のことです。予想もしていない賞与が支給されるのは嬉しいですよね。
もちろん、企業の利益が下がれば、支給がなくなる可能性もあるので、すべては業績次第です。
業績賞与(業績連動型賞与)
業績賞与とは、企業の業績だけでなく、所属する部署や個人の収益状況によって支給金額が変動する賞与のことです。
会社への貢献度が賞与に反映される仕組みで、まさに「成果主義」の考えとなります。
編集部
ボーナス支給で損をしない転職のコツ
ボーナス支給で損をしない転職のコツは、下記の通りです。
ボーナス支給対象期間を確認しよう
企業の就業規則によりますが、7月と12月にボーナスが支給される企業では、「4月~9月」「10月~3月」の半年間が支給対象期間です。
企業によっては年に2回の支給とは限らないので、「ボーナス支給規定」を確認しましょう。
転職スケジュールが重要
「ボーナス時期に転職しよう」と決めたら、転職スケジュールが重要となります。
現職でボーナスを貰ってから退職したいと考えるかたは「ボーナス支給日に在籍していないと支給対象にならない場合もあるので注意が必要です
例えば、12月初旬にボーナスが支給される場合は、12月中旬に退職の申し出をするのがベストです。
とは言っても、「今すぐ辞めたい」という方もいますよね。もちろん、ボーナス支給前に退職するのもアリです。
転職活動には平均的に1〜2ヵ月はかかります。
退職するには、引継ぎ期間も考えなければいけないので、とにかく転職活動は11月から始めるのがおすすめです。
ボーナス支給前に転職するメリットデメリット
ボーナス支給前に転職するメリットデメリットを紹介していきます。
メリット①:ボーナス支給前は内定の確率が高い
ボーナス支給前に転職活動をすることで、内定の確率が高くなります。
理由は、ボーナス支給前に退職する人は少ないからです。
そのため、求人募集に対するライバルが少なめとなります。
反対に、ボーナス直後は転職する人が一気に増えます。
一般的に「ボーナスを貰ってから転職しよう」と思う人が多いからです。
ボーナス直後の転職活動は、求人に対する応募が増える傾向にあります。
そのため競争率が高くなり、内定のハードルが上がると予想されます。
メリット②:転職先でボーナスを貰える可能性がある
入社のタイミングによっては、転職先で次の冬季ボーナスが貰える可能性があります。
転職先の冬季ボーナス支給日が12月の場合、ボーナス査定期間は「4月~9月」です。
転職活動を早めに行って4月前に入社していていれば、ボーナス支給の可能性は高くなります。
デメリット:ボーナスを貰えない可能性が高い
ボーナスの査定期間(4月~9月)に在籍していれば、一般的に冬のボーナスは貰える可能性はありますが、規定によっては「支給日に在籍していないと貰えない」こともあるのです。
会社に貢献してきた人であれば、損した気分になるかもしれませんね。
ただ、転職で大切なことは、ボーナスを貰うことにとらわれ過ぎて、せっかくの転職の機会を逃さないことです。
ちなみに、ボーナス前の時期は退職する人が少ないため、求人応募が少ないと思われがちですが、ボーナス時期に左右されない業種があります。
特におすすめなのは、転職活動期間が他の業種よりも短く、1ヵ月で内定が決まることもあるIT企業です。
下記で理由を紹介していきます。
安定的にボーナスを貰いたいならIT企業がおすすめ
IT企業は、需要が高まっていて注目されている業種です。海外ではもちろんのこと、日本国内でも市場はダントツとなっていて、現在も市場を拡大しています。
IT企業といっても職種はさまざまですが、厚生労働省が記載している業種の分類は「情報通信業」です。
先にお伝えしたボーナスの平均額を見ていただくと、情報通信業の「平均支給額」が高いことが分かります。
IT業界は需要が高い分、今後も安定的な市場と言えます。
そのため、ボーナスも安定的に支給されます。
その他にもIT企業がますます注目される理由としては
・手に職を付けることができる
・コロナの打撃を受けなかった
IT企業はリモートで完結できる仕事なので、場所を選ばず自由に仕事ができることが大きなメリットです。
需要が高く注目されているIT企業ですが、需要に対してIT人材が足りていないという問題を抱えています。
そのためIT企業は、未経験の方でも活躍できるように研修制度を整えている会社が多いため、20代のIT企業未経験者でも十分にチャレンジできる機会があります。
編集部
まとめ
今回は、ボーナスカットの不安から転職を検討している方に向けて
・コロナ渦が原因でボーナスが減る
・ボーナス支給で損をしない転職のコツ
・安定的にボーナスを貰いたいならIT企業がおすすめ
ボーナス時期に転職を決めている方は、現職のボーナス支給後に退職を申し出るのがベストです。
しかし、一番大切なことは、転職のタイミングを逃さないことです。
中途採用の募集は即戦力を重視しているので、転職先の入社希望日を優先させましょう。
編集部
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