2020年冬のボーナスの平均支給額はいくら?ボーナスを多くもらう方法も徹底解説

冬のボーナスの平均がどれくらいなのか知りたい

できればたくさんボーナスを貰いたい

ボーナスを上げる方法ってあるの?

正社員として働いていると、やはり「ボーナス」は気になるところですよね。

なかでも「冬のボーナスの支給額」について気になっている方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、

・冬のボーナスの平均支給額
・新入社員の冬のボーナス事情
・ボーナスを上げる方法
について解説します。

この記事を読むことで、企業におけるボーナス事情を知れる上に、今よりもボーナスをアップさせるコツがわかるようになります。

編集部

ぜひご自身のボーナスアップにお役立てください。

冬のボーナスは平均「38万円」

2019年に行われた厚生労働省の調査によると、冬季ボーナスの平均は「38万654円」という結果になっています。
一方の夏季ボーナスの平均は38万1,520円となり、冬季よりやや高いという結果に。
また、ボーナスを支給する時期や金額についての法律はなく、各企業が独自の判断基準で支給する仕組みになっています。

ボーナスの支給回数は?

続いて、ボーナスの支給回数について詳しく見ていきましょう。

一般的に「年2回」支給される

一般的にボーナスは、夏季と冬季の「年2回」支給されます。
支給のタイミングは夏季が6〜7月、冬季が12月のケースが多いです。

しかし、支給のタイミングも企業によって変わります。
たとえば、ゴールデンウィークを見越して夏季のボーナスを5月に支給する会社も。
会社によってはボーナスが年1回のところもあります。

基本給からボーナスの支給額を計算できる

「そもそもボーナスってどうやって計算するの?」という疑問が浮かぶと思います。

ボーナスは「基本給」に基づいて算出されるため、多くの会社では「賞与1ヶ月分」「賞与2ヶ月分」といった表現になるのです。
基本給も会社によって千差万別なため、属している業界や会社によって、ボーナスの金額は異なります。

ボーナスの支給額は業界によって異なる

前述のとおり、ボーナスの支給額は業界や会社、あるいは社員の年齢によって大きく異なります。

編集部

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

公務員と一般企業でボーナスは異なる

まず公務員と一般企業のボーナスについてです。

地方公務員のボーナスの平均額(年2回)は150万2238円という結果に。

一般企業の場合、平均でみても38万円×2回で77万円程度です。
また一般企業だと、自然災害やウイルスの感染拡大など予期せぬトラブルが起きると、ボーナスが削減される可能性も高くなります。
そういった意味では、公務員のボーナスは非常に高いといえます。

業界ごとのボーナス支給額

続いて、業界ごとのボーナスについて見ていきましょう。

業界 冬季ボーナスの平均支給額
製造業 518,000円
建設業 450,199円
情報通信業 679,407円
電気・ガス 750,450円
医療・福祉 309,561円
教育・学習支援業 570,434円
金融・保険業 561,516円
卸売・小売業 344,685円
飲食サービス業 70,398円

一般企業でボーナスが高いのは、情報通信業や電気・ガス業界です。
一方で卸売・小売業や飲食サービス業はボーナスが低い傾向にあります。

年齢ごとのボーナス支給額

次に、年齢ごとのボーナス支給額について見ていきましょう。

年齢 年間のボーナス平均額
20〜24歳 322,700円
25〜29歳 727,800円
30〜34歳 940,900円
35〜39歳 1,098,100円
40〜44歳 1,314,700円
45〜49歳 1,580,600円
50〜54歳 1,715,300円
55〜59歳 1,639,700円
60〜64歳 1,001,300円

ボーナスの支給額は20〜24歳までは支給額が低く、25歳以降から年々増えていきます。
ピークは50〜54歳です。そこから定年を迎えると同時に、徐々に下がっていく傾向にあります。

新卒社員の冬季ボーナス事情は?

ここで気になるのが、「新入社員」の冬季ボーナス事情です。
そもそも新入社員はボーナスを貰えるのか、どれくらい貰えるのか解説します。

夏季よりも「冬季ボーナス」の方が支給される可能性が高い

年齢別のボーナス平均にあるように、新入社員の年齢(20〜24歳)の場合、年間ボーナスが30万円前後の傾向にあります。
これは「冬季ボーナスだけ」支給されている状態です。

なぜなら、4月に入社して最初の半年間は「研修期間」として働くケースが多いため、夏季ボーナスが支給されない傾向にあるのです。

大企業は冬季ボーナスが100,000円前後のところが多い

大企業の場合は、新入社員に対して「一律100,000円」など、冬季ボーナスを一律で支給するケースが多いです。
最初に一律で支給することで、今後の成果に応じてボーナスの平均額が上がっている仕組みになっています。

中小企業は冬季ボーナスなしのところも

中小企業の場合、新入社員への冬季ボーナスがないケースも少なくありません。
もちろん業界や会社によって異なりますが、新入社員へのボーナスに対する待遇は、大企業よりも少ない傾向にあります。

ボーナスの支給額を上げる方法とは?

それでは最後に、ボーナスの支給額を上げる方法について見ていきましょう。
具体的には以下の3つの方法があります。

会社から「評価される人」になる
ボーナスを上げてもらえるように交渉する
転職する

1. 会社から「評価される人」になる

1つ目の方法は、「会社から評価される人になる」こと。
会社によって評価軸は異なりますが、ボーナスにおいてはやはり「成績」が直結しやすいです。

たとえば営業職であれば、ノルマを毎月達成したり、商談の成約率を上げたりと、目に見える成果を出す必要があります。
しかし、少し成果を出せばすぐにボーナスが上がるわけではありません。

地道な努力を続け、誰が見ても納得できるような成果を出してはじめてボーナスアップにもつながるのです。

どんな職種でも、個人の評価を上げることはできます。

編集部

そのため、常に「どうすれば自分の評価が上がるのか?」を考えて行動することを意識しましょう。

2. ボーナスを上げてもらえるように交渉する

2つ目は「経営陣に直接交渉する」という方法です。
何年経ってもボーナスが全然上がらないのであれば、自分から意思表示をする必要があります。

ただし、直接交渉する前に必ず「希望するボーナスの金額」と「個人評価」をすり合わせましょう。
成果が出ていないのにボーナスアップの交渉をすると、かえって自分の評価を下げてしまいます。

編集部

経営陣を納得させるためにも、自分が出している成果に見合ったボーナスの金額を提案することが大切です。

3. 転職する

3つ目は「転職する」ことです。
数年勤務してもボーナスが上がらない、あるいは上がる気配がない場合、思いきって転職してしまうのが吉。

「会社の業績が悪い」「そもそもボーナスが一律」といった場合、いくら成果を出してもボーナスアップは見込めません。

編集部

そのため、「IT業界」や「不動産業界」など「市場規模が大きく経済が潤っている業界」への転職がオススメです。

売上の大きい会社に入社できれば、自分の成果しだいでボーナスの振り幅も大きくなります。

まとめ

本記事では、冬のボーナスの平均について詳しく解説しました。

一般企業における冬季ボーナスの平均は「38万円」となっており、夏季ボーナスと合わせると年間約77万円が支給されています。
しかし、業界や会社によってボーナスの支給額やタイミングも変わるため、まずは自分の属している会社のボーナス事情についてしっかりと把握することが大切です。

会社の経営状況によっては「ボーナスアップが難しい」という会社もあります。
その場合は、思いきって転職してしまうのがオススメです。

編集部

ぜひ本記事の内容を、ご自身の転職活動にお役立てください。
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