自社と取引先との架け橋ともいえる営業。
取引先の課題を解決するために、自社サービスの紹介などをおこないます。
しかし、商談をはじめ受注や手配、アフターフォローなどさまざまな業務を遂行しなければいけないことから、
「つらい」と思う人も少なくありません。
そこで本記事では、
本当につらいときは転職を視野に入れるのもアリ
転職には「事務職」がおすすめ
この記事を読むことで、少しは営業のつらさを和らげられるはず。
編集部
営業を「きつい」と思う人は多い
どの会社にも必ずいる営業マン。
ありきたりな仕事ではあるものの、先方との商談でスケジュールが不規則だったり、ノルマに追われたりと、
忙しい日々に追われる人が多いです。
会社の顔ともいえる営業。
さまざまなプレッシャーから「つらい」と思っている人も多いのが現状です。
営業がきついと感じる時と対処法事例
編集部
ノルマに対するプレッシャーがある
ノルマに対するプレッシャーは、多くの営業マンが感じているでしょう。
多くの企業では営業一人ひとりに「受注ノルマ」や「売上ノルマ」を設定しています。
ノルマを達成できず、社内での立場が下がったり、上司に怒られたりと、精神的な負担を抱える営業マンが多いのです。
対処法:ポジティブ思考を心がける
ノルマの捉え方を変えるのがおすすめ。
「ノルマを達成しないと上司から怒られる」といったネガティブな感情でなく、
「成長するためのチャンス」と捉えることが大切です。
編集部
自信を持って自社商品を紹介できない
営業職ならではの悩みといえるでしょう。
なかには自社の商品を好きになれず、クライアントに対して熱意を持って商品を紹介できない人もいます。
「自分は好きでないけど相手に売らなければならない…」というモヤモヤを抱え、つらいと思ってしまうケースも多いのです。
対処法:自信が持てない理由を明確にする
まずは「なぜ自信が持てないのか?」を明確にすることが大切です。
商品が好きになれない理由を文字として書き出せば、
本当に自分の好みの問題なのか?あるいは商品自体に問題があるのか?が浮き彫りになります。
編集部
営業先に冷たい対応をされてストレスを感じる
営業先との人間関係がうまくいかず「つらい」と思ってしまうケースです。
営業職は商談のためにさまざまな会社へ足を運びます。
しかし、必ずしも商談相手はウェルカムな人ばかりではありません。
相手の態度が悪かったり、門前払いを食らったりすることで、ストレスを感じてしまうのです。
対処法:自責思考になりすぎない
「全て自分のせい」と思わないことが大切です。
たまたま相手の機嫌が悪った、商品への不満があったなど、営業マンの人柄とは関係ない部分が理由になっていることも多いのです。
商品に対して不満があったと言われたら、もちろん真摯に受け止めて対応する必要があるでしょう。
しかし、相手が冷たかった=自分のことが気に入らなかった、と捉えるのはナンセンスです。
編集部
転職も視野に入れよう!とくに「事務職」がオススメ
営業がつらいと感じるときの対処方法をお伝えしましたが、本当につらいときは転職を視野に入れても良いでしょう。
自分の精神や体力を削ってまで営業を続ける必要はありません。
編集部
営業と比べて事務職がラクな理由は?
まずは事務職が楽である理由について見ていきましょう。
具体的には以下の2つの理由があげられます。
残業が少ないためプライベートな時間を確保しやすい
1. オフィスワークがメインなので疲れが溜まらない
事務職はオフィスワークがメインになります。
書類作成や整理、電話対応、データ入力などデスク内で完了する業務がほとんどです。
そのため、商談や打ち合わせなどで移動の多い営業と比べて、体力的な疲れはかなり少なく済むでしょう。
また事務職はノルマに追われることもありません。
そのため、体力面はもちろん精神面への負担も少なく済みます。
2. 残業が少ないためプライベートな時間を確保しやすい
会社にもよりますが、事務職は残業が少ない傾向にあります。
営業の場合、夜遅くや土日でも取引先から電話がかかってくることが当たり前です。
そうなると残業せざるを得なくなるでしょう。
不確実なスケジュールによって、プライベートな時間を確保できず疲弊してしまう営業マンも少なくありません。
その点、事務職は決まったタスクさえこなせば定時で帰ることができるため、プライベートを確保しやすいでしょう。
営業から事務職へ転職するメリット
営業から事務職へ転職するメリットを見ていきましょう。
具体的には以下のようなメリットがあげられます。
パソコンスキルが身に付く
社内の人・金・物の動きが見える
1. スケジュールを組みやすい
前述のとおり、事務職は仕事がルーティン化している上に残業も少ないため、スケジュールを組みやすいというメリットがあります。
突発的な仕事はほとんど入りません。
そのため家族旅行の予定を立てたり、仕事終わりの飲み会の予定だったり、プライベートな時間もかなり作りやすくなるでしょう。
2. パソコンスキルが身に付く
事務職はデスクワークがメインであるため、パソコンスキルが身につきます。
WordやExcelを使った書類作成やデータ入力、あるいはPowerPointを使った資料作成など、パソコンを使った業務がほとんどです。
その他にも、経理系の仕事であれば簿記のスキルが上がったり、あるいは貿易事務なら海外への理解が深まったりと、さまざまなスキルが身につくでしょう。
3.社内の人・金・物の動きが見える
事務職は会社の業務内容をはじめ、財務、在庫などさまざまなデータを取り扱います。
そのため会社の上層部とのやり取りも多いため、経営者の考え方に触れることも多くなります。
どのくらいのお金、物、人がどのように動いているのか全体像も見えるように。
結果、仕事の本質だけ見極められることで業務効率アップにもつながるでしょう。
営業から事務職に転職した人の体験談
それでは最後に、営業から事務職に転職した人の体験談をご紹介します。
体験談①(26歳・男性)
某商社の営業マンから事務職に転職しました。商社の営業はキツいと言われているように、営業時代は睡眠もまともに取れないほど激務でした。
あまりに激務でメンタルが消耗し、思い切って一般事務に転職。今の仕事は正直、精神的・体力的にかなり楽です。給料は営業のように歩合制ではないものの、その分プライベートな時間が確保できるようになったため満足しています。
体験談②(25歳・女性)
大学卒業後、大手メーカーの営業に就職しました。入社後の研修を経て実際に商談を行うようになりましたが、「自分の売っている商品は本当に求められているものなのか?」「そもそも自分は自社商品が好きではないのではないか?」というモヤモヤがずっとありました。1年半が経ってもモヤモヤが晴れず、結果的に別の会社の事務職へ転職しました。
転職後というもの、デスクワークがメインなので営業時代のようなモヤモヤは一切ありません。
気持ちのオンオフが切り替えやすくなり、精神状態も非常に良好です。転職してよかったと思っています。
まとめ
本記事では、営業がきついと感じた時の対処法についてお伝えしました。
たしかに影響は他の部署と比べると業務内容はハードですが、
きついことも「成長するためのきっかけ」と捉えることで少しは気が楽になるでしょう。
編集部
ご紹介したように「事務職」への転職によって仕事とプライベートへの満足感が高まった事例もあるため、
転職も視野に入れつつ、今の仕事を続けてみましょう。