と、悩みが深刻になっているのではないでしょうか。
今回は、生命保険営業が「きつい」とリアルに悩んでいる方に向けて、下記を紹介していきます。
・生命保険営業がきついと感じる瞬間と対処法
・転職で可能性を広げてみよう!事務職は未経験でも大丈夫
この記事を読むことで「生命保険営業がつらいとき」の対処法が分かります。
編集部
生命保険営業の離職率は高い
生命保険営業は、入社1年で8~9割辞める「激務」「つらい仕事」という評判を目にします。
生保レディの愛称で親しまれ「泣ける」感動のCMとして取り上げられていますが、顧客からの目線とは違い、企業で働く実情は別です。
生命保険営業がきついと感じる瞬間と対処法
編集部
企業に所属する個人事業主という働き方
生命保険の営業は、企業に属しながら個人事業主として働く覚悟が必要です。
入社した頃は、仕事は先輩が指導してくれて、自分は「指示通りに動けばいい」と思いませんでしたか?
ところが現実は甘くないですよね。
生命保険営業は、自分で新規顧客を開拓し、商談からクロージングまで全てを一人で完結する仕事となります。
編集部
対処法:リスクを楽しむ
責任ある仕事にはリスクは付き物です。その反面、やりがいは大きく、目標の達成感は人一倍感じられます。
どんな職種でも「楽しい」と「苦しい」のように相反するものが存在し、どちらにフォーカスするかで仕事に対するモチベーションが変わってくるものです。
例えば、仕事に対する「明確な目標を持っている」人は、つらいことが起きても、試行錯誤を繰り返しながら乗り越えようとします。自分で立てた目標が達成できると、自信につながるからです。
リスクを楽しむ姿勢があれば、仕事以外のことにも前向きにチャレンジできるようになります。
編集部
お給料が成果報酬で不安定
生命保険営業のお給料は、毎月の売上によって変動するので、とても不安定です。しかも、固定給はありますが、保険料や税金が差し引かれたら、数万円となる月もあります。
さらに、3年以内の解約には、販売手数料を返金しなければいけないルールがあり、給料がマイナスになることも。
実際に、給料に直結する数字のノルマがプレッシャーとなり、精神的に追い込まれる人は多いです。
対処法:個人事業主である意識を高く持つ
そもそも、生命保険営業は企業に属する個人営業です。そのことを理解しなければ仕事は続かないでしょう。
個人事業主である以上、時間やノルマには追われますが、仕事に対する張り合いはあります。
編集部
親戚や友人から敬遠される
生命保険営業のつらいところは、親戚や友人から敬遠されるケースもあることです。
生命保険営業は、ルートセールス(既に取引のある得意先への営業)ではなく、顧客の発掘を自らが行わなければいけません。
そうなると、一番声をかけやすいのは親戚や友人になるわけです。
確かに、会えば必ず「保険に入らない?」と言われたら、関係がこわれるのも無理がありませんよね。
対処法:基本的に身内以外を勧誘しよう
顧客の新規開拓は、身内以外に「飛び込み営業」や「紹介」もあります。
そうは言っても、入社間もないときや「あと1件で契約目標クリアする」ときは身内を頼るのも仕方ないかもしれませんね。
編集部
転職で可能性を広げてみよう!事務職は未経験でも大丈夫
つらいときの対処法を試してみても「生命保険営業は無理かも」と思ったときは、転職を考えてみるという方法もありますよ。
実際に、ハードな仕事をこなす営業職から、サポート役の事務職に転職する人は多いです。
編集部
生命保険営業に比べて事務職が楽な2つの理由とは?
事務職が生命保険営業に比べて楽なポイントは以下の通りです。
・数字に対して上司から詰められることがない
リスクがない
事務職はペナルティーなどのリスクがないため、精神的に追い込まれることが少ないです。
生命保険営業の場合、毎月の契約や売上件数に追われます。解約になった場合の「販売手数料を引かれる」イレギュラーもきついです。毎月起こりうる変動には覚悟が必要となります。
事務職は、毎月のお給料が安定していてリスクがないところが魅力です。
上司から詰められることがない
事務職はノルマがないので、数字に対して詰められることはありません。
その点、生命保険営業は、常にプレッシャーとの闘いです。上司から100人の見込み客リストを作らされる実話もあり、毎月の契約件数と併せていつも目標に追われています。
事務職は、上司から叱責を受けることがないところが楽なポイントです。
生命保険営業から事務職へ転職するメリット3つ
生命営業から事務職へ転職するメリットを下記の通り紹介していきます。
・自分のペースで仕事ができる
・仕事とプライベートの切り替えができる
未経験でもチャレンジできる
事務職は多くの場合、専門的なスキルは求められません。パソコンの資格を持っていれば印象はよいですが、必須ではありません。
1ヵ月の仕事の流れは、ほぼ決まっているので、1~2ヵ月で覚えることが可能です。
編集部
自分のペースで仕事ができる
事務職は、仕事のやり方やペースをある程度自分でコントロールできます。他の社員から急な仕事を頼まれない限り、残業になることも少ないです。
生命保険営業は、お客様の都合に左右されて、スケジュールが予定通りにいかないことが多いのではないでしょうか。
事務の仕事は、仕事帰りに友達と食事をしたり趣味の時間を過ごせたりと時間に余裕が生まれます。
仕事とプライベートの切り替えができる
事務職は、休みの日に仕事の電話がかかってくることはほとんどありません。そのため、休日の予定が立てやすく、安心して遠出もできます。しっかりと休みのときはリフレッシュして「また明日から頑張ろう」という切り替えができるのです。
また、しっかり休むことで、効率の良い仕事ができます。
いつも仕事のことが頭から離れず、慢性的にストレスを抱えている方は、休みが充実する事務職への転職を一度考えてみましょう。
生命保険営業から事務職に転職した人の体験談
以下にて、生命保険営業から事務職へ転職した方の体験談を紹介していきます。
体験談①(27歳・女性)
生命保険の営業から某メーカーの営業事務に転職しました。営業時代は、時間とノルマに追われてかなりの激務で辛かったです。やる気と精神力には自信があったのですが、体調を崩したことがきっかけで転職を考えるようになりました。
現在は、営業事務の仕事を始めて2年目になります。仕事内容は主に営業のサポートなので、書類のミスに気づいたときや来客対応したときに感謝されることが多く、やりがいを感じています。
同じ部署で働いている人は自分以外は男性なので、人間関係の悩みもなく、飲み会も少ない会社なので、自分一人の時間が多くストレスが減りました。
体験談②(26歳・男性)
大学を卒業してから生命保険営業として2年働いていました。勤務地は東京で、比較的大きい営業部に所属していたので、仲間もそれなりにいましたが、基本的にみんなライバルという環境です。
仕事の内容は、企業に向けた生命保険営業だったので、お昼休みに足繁く通っていましたね。成績が伸びないことが数ヶ月続いて、上司から怒鳴られることも増えてきた頃「もうここでは働けない」と悩みはじめます。そして、ある転職サイトに出会ったおかげで、事務職への転職に成功しました。
転職先は、待遇のよいホワイト企業だったので、残業も少なくお給料も安定しています。
今思うことは、早いうちに決断してよかったということです。あのまま無理をして働いていたら今頃どうなっていたのか考えるだけで怖くなります。
まとめ
今回の記事では、生命保険営業がきついと悩んでいる方に向けて、対処法をご紹介しました。生命保険営業から事務職への転職に成功した方の体験談も併せて参考にしてください。
生命保険営業は、個人営業の意識でやる気と強い精神力があれば、やりがいのある仕事ではあります。
しかし、ノルマや時間に追われるのが苦手という方は、新しい環境に飛び込んでみるもの一つの手です。
ようは、今の環境で頑張るのも転職するのも選択は自由ということ。
編集部