- 調剤薬局事務って、薬局の受付にいるイメージだけど、どんな仕事をしているの?
- 調剤薬局事務ってどのくらい稼げるの?給料ってどれくらい貰えるの?
という疑問がある方は、ぜひ記事を読んでみてください!
今回の記事では、
調剤薬局事務の
- 仕事内容
- 給料
- メリット、デメリット
- 独学でも資格が取れるのか
についてご紹介していきます。
記事を読めば、調剤薬局事務への理解が深まり、今思っている疑問も解決します!
とくに転職を考えている方は、参考にしてみてください!
すでに調剤薬局事務への転職を考えている方のための受かりやすい志望動機をまとめている記事もありますので、あわせて読んでみてください。
また調剤薬局事務以外にも事務職にはさまざまなものがあります。なかでもIT事務職は人気の職種です。興味のある方はこちらの記事もあわせて読んでみてください。
調剤薬局事務の仕事内容や働き方をご紹介!
調剤薬局事務は、そもそもどんな仕事をするのでしょうか?大変な仕事も多いのでしょうか?「何をするのか、いまいち分からない!」そんな疑問を解決していきましょう!
調剤薬局事務の仕事内容
薬局によっても変わってきますが、調剤薬局事務の基本的な仕事内容は主に以下です。
- 患者の受付
- 処方箋の情報入力
- レセプト(調剤報酬明細書)作成業務
- 医薬品の検品や入庫
- 医薬品の発注
- 薬剤師の補助
- 清掃などの雑務
なかでも薬局の収入源となるレセプト作成業務は最も重要な仕事です。「レセプト?」と名前を聞いただけだと、ピンと来ない方も多いと思います。
レセプトとは、簡単に言うと薬を買うときに、私たちが1〜3割負担している金額以外を保険組合や市区町村に請求するための明細書のことを言います。
私たちが保険証を提示した場合、負担額の残りの7〜9割は保険組合や市区町村が負担してくれています。
仮に請求をしなかった場合、保険組合の負担額分の売上が薬局に入ってこなくなってしまいます。大問題ですね!
そのため、レセプト作成業務は調剤薬局にはなくてはならないものであり、調剤薬局事務の1番の仕事です!覚えておきましょう!
パートやバイトでの募集も多い
調剤薬局事務は、正社員だけではなく、パートタイムでの勤務やアルバイトを募集しているところも多くあります。
- 平日のみ
- 扶養の枠内で働く
といった働き方も可能です!自分の働く希望に合ったところを選ぶようにしましょう!
また求人によってパートやバイトに求められる仕事内容も変わってきますので、求人情報をチェックするようにするとよいでしょう。
ちなみに全国の求人情報を検索できる求人ボックスというサイトで調剤薬局事務の求人数を検索したところ、都内全体ではおよそ2600件ほどのパートの求人が掲載されていました。
地域別などでみると、もっと少ない求人数でしたので、当然倍率も高くなっていることが分かります。
もしすでに受けようと考えている人は、書類選考で選ばれるように志望動機などの対策が必要になってきます。
志望動機の書き方が分からない方はぜひ下の記事を読んでみてください!
調剤薬局事務の給料は高い?低い?
調剤薬局事務を目指している方のために、雇用ごとの給料の違いをまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください!
正社員でも給料は低め!調剤薬局事務の給料は平均250〜300万!
薬局により、違いがありますが調剤薬局事務の正社員の平均年収はおよそ253万。
平均給料の推移は大体250万〜300万です。月収でいうと手取りでおよそ18万円ほど。
働き方が違うと、どれくらい収入が変わるのでしょうか?下の表で確認してみましょう!
働き方 | 時給 | 月収 | 年収 | 賞与 |
パート | 901円 | 14.5万円 | 173万円 | |
派遣社員 | 1101円 | 17.6万円 | 211万円 | |
正社員 | 18万円 | 253万円 | 30万円ほど |
※パート・派遣社員の月収は時給×8時間×20日働いた場合の目安です。
正社員でも平均年収は253万円と決して高いとは言えません。
なぜ給料が低いのか。理由は2つあります。
- 医療関係の仕事でも、無資格未経験でも働ける!
- 女性が働きやすいため、給料に関わらず人気な職種!
とくに調剤薬局事務は、1度就職してしまえば、仕事を離れても再就職しやすい仕事です。
そのため結婚や出産、夫の転勤などで仮に仕事を離れてしまっても、別の場所で見つけることができます。
調剤薬局事務で給料をあげる2つの方法
給料が低いと1人暮らしも難しく、毎月使えるお金も限られてしまいます。
給料を上げる方法はあるのでしょうか。
調剤薬局事務のなかで、給料をあげる方法を2つご紹介します。
大手チェーンや責任が大きい働き場所を選ぶ!
マツモトキヨシやクリエイトなどの大手チェーンの薬局事務は、基本給が高かったり、いろいろな手当が付いていたりと比較的、給料が高くなる傾向にあります。
地域にもよりますが、パートやバイトの時給が高いところも多いです。
ただし、必ずしも働き方が見合うとは限らないので、選ぶ時は慎重に選びましょう。
また任せられる仕事の内容によっても、給料は変わってきます。
代表的な例でいうと、薬剤師のサポートを行う調剤補助の仕事ができることで、手当がつくケースです。
薬剤師のサポートは簡単な医薬品の調合なども行うため、専門知識が必要となり薬を取り扱うことでの責任も増します。
このように誰でもできる仕事ではなく、スキルがあるからこそできる仕事が増えてくると、給料が上がりやすくなります。
給料があがることで、ふだんの生活水準も上がります!
少し値段が高く、今まで食べられなかったものが気兼ねなく食べられるようになったり、大好きな旅行に行ける回数が増えたりと、少し収入が変わるだけで、自分の楽しみを増やすことができますね!
調剤薬局事務になるメリット・デメリットは?
調剤薬局事務になるメリットやデメリットはなんでしょうか?それぞれご紹介します。
調剤薬局事務の2つのメリット
調剤薬局事務になるメリットを2つご紹介します!
- 経験があれば、どこでも自分の好きな働き方ができる!
- 薬や病気についての知識が身につく!
経験があれば、どこでも自分の好きな働き方ができる!
調剤薬局は全国どこにでもあります。そのため結婚や転勤などで引っ越しをした場合でも調剤薬局事務の仕事を探すことができます。
また未経験とは違い、一度調剤薬局事務を経験した人材は採用されやすく、もともと正社員だった人でもライフスタイルに合わせて、時短勤務のパートや平日のみなど少し自由な働き方も選べます。
薬や病気についての知識が身につく!
ふだん薬剤師の方と接する調剤薬局は、日常生活で薬の話が飛び交う職場でもあります。
そのため、簡単な薬や重要な病気の知識が自然と身につきます!
調剤薬局事務は資格もあるため、興味を持って資格の勉強に取り組むことでさらに専門知識を得ることができます。
日常生活で自分や自分の周りの人がけがや病気になった時に役立つ知識が多いので、いざという時に活用できるでしょう!
調剤薬局事務の2つのデメリット
メリットもあれば、デメリットもあります。
調剤薬局事務になるデメリットを2つご紹介します!
- 仕事量と給料が見合わないところも多い!
- 仕事が遅いとクレームを起こす恐れも!
仕事量と給料が見合わないところも多い!
調剤薬局事務の正社員の給料は他の事務職と比べても低いです。
それなのに、給料に対して見合わないような仕事量と幅広い業務を任せられる薬局もあります。その場合は、スキルを磨いて給料をあげる、もっと自分の働きやすい他の薬局を探してみるという風に自ら行動していけるとよいでしょう!
仕事が遅いとクレームを起こす恐れも!
薬局に処方箋を持って薬を買い求めに来る患者のほとんどの方は、具合が悪くイライラしやすい状態です。その状況のなかで薬の提供が遅れ、長時間待たせてしまうことで、クレームにつながるケースもありえます。1人のお客様への対応が薬局全体の信用の低下にもつながってしまう可能性もあります。
あまり心にゆとりがない患者の方を相手にする場面が多くあることは、覚えておきましょう!その上でなるべく素早く仕事をするように心がけることが大事になってきます。
調剤薬局事務の資格は独学でも取れる?
調剤薬局事務は専門知識を多く使う仕事でもあります。資格を取ることで、スキルアップもでき、専門的な仕事を任されるチャンスも増えていきます。
どんな資格があるのか?資格は独学でも取れるのか?をおすすめのテキストなども交えてご紹介します!
調剤薬局事務を目指すなら覚えておきたい3つの資格
調剤薬局事務は未経験でも挑戦できる仕事です。
ただし求人数が少なく倍率も高い仕事でもあります。
未経験の場合は資格を持っていることで採用が有利になります。
抑えておきましょう!
資格には、以下のようなものがあります。
- 調剤事務管理士®技能認定試験
- 調剤薬局事務検定試験
- 調剤報酬請求事務専門士
詳しくは
の記事でご紹介していますので、併せて読んでみてください!
未経験でも資格を持っていることで、専門知識やスキルがを多少なりとも身につきます。
薬剤師の補助をする仕事でもあるため、知識があるだけで初めての仕事でもうまく薬剤師の方のアシストができるでしょう!
また資格や薬局によっては資格手当がもらえるところもありますので、手当がつく資格を求人情報であらかじめ確認しておくのもおすすめです。
独学でおすすめのテキスト・参考書
調剤薬局事務のための民間資格のなかには、資格がないと受けられないものと、未経験でも受けられる資格があります!なかには在宅受験可能なものもあります。未経験でも受けることができる資格は、独学でも十分試験に挑戦できます!
ご紹介した3つの資格の違いを下の表で比べてみましょう!
資格名 | 試験日 | 受験資格 | 在宅受験 | おすすめ
テキスト・参考書 |
その他 |
調剤事務管理士
®技能認定試験 |
年6回 | とくになし | あり | 調剤報酬請求事務 [基礎知識とレセプト作成] | テキストを見ながら回答可 |
調剤薬局事務検定試験 | 毎月第4日曜日 | 認定講座を受講 | あり | 講座のみ | 通学/通信講座あり |
調剤報酬請求事務専門士 | 年2回 | とくになし | なし | 調剤報酬テキスト第16版2校 | FAXでの通信受験あり |
いずれの資格も調剤薬局には欠かせない内容となっています。ぜひ資格を取得して、自分のアピールポイントを増やしましょう!
まとめ
この記事では調剤薬局事務の
- 仕事内容で重要なものはレセプト作成業務
- 給料は平均250〜300万円
- 調剤薬局事務になるメリット・デメリット
- 調剤薬局事務に使える資格について
ご紹介しました!
今回ご紹介した調剤薬局事務以外にもさまざまな事務職があります。
なかでもIT事務職は
- 未経験でも入りやすい
- 将来性がある
- 給与水準が他の事務職とくらべて高い
ため、人気な事務職です。
現在IT業界は国内最大規模の市場となっており、IT事務職は安定した収入を得ることができます!
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