面接のはじめでよく聞かれる質問に、「自己紹介」と「自己PR」が挙げられますよね。自分の何を話せばいいのか分からず、言葉に詰まってしまった・・・なんて経験のある方もいるのではないでしょうか?
「自己紹介」を聞かれている時に、「自己PR」をしてしまう方も多いのですが、実は「自己紹介」と「自己PR」では、企業が質問する意図が違うのです。
本記事ではまず「自己紹介」と「自己PR」それぞれの特徴について説明し、それぞれ好感度がアップする答え方について、具体例とともに紹介していきます。
また、IT事務の教科書で取り扱っている事務職やエンジニアの求人を一部ご紹介しているので合わせてご覧ください!
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「自己紹介」は、あなた自身を知ってもらうためのもの
「自己紹介」は、あなたの人柄や経歴、所属を伝えるためのもの。伝えるべき基本的な内容は、以下の4点です。30秒〜1分ほどで、簡潔にまとめて伝えましょう。
- 挨拶
- 氏名
- 簡単な経歴
- 面接官の興味を惹けそうな事柄(出身地や趣味など)
- 面接への意気込み
面接のはじめで「自己紹介」を求める企業の意図は、以下の2つです。
あなたがどんな人柄なのかを知ること
実務的なスキルも大切ですが、それ以上に重要視されるのが「人柄」です。「この人と一緒に働きたい」「この人になら、積極的にお仕事を教えたい」と感じてもらえるようなアピールを心がけましょう。
面接の雰囲気を和ませること
面接は、面接官との言葉のキャッチボール。堅苦しい雰囲気だとつい萎縮してしまって、普段通りのリラックスした状態で話すことは難しいですよね。面接官もそのことを理解しているので、フラットな雰囲気作りを意識しています。「自己紹介」を面接の序盤で行い、和んだ雰囲気を作ることで、その後の面接の流れをスムーズにしようとしているのです。
「自己PR」は、あなたの強みをアピールするためのもの
面接官が「自己PR」を質問してくる時は、「あなたが自社でどのような活躍ができるか」を知りたいと考えています。この時に大切なポイントは、以下の3つです。
自分の強みを正確に把握し、プラスな印象として伝えられているか?
業務が未経験だったり、自信がなかったりすると、つい「弱み」ばかりに目を向けてしまいがち。しかし伝える際の表現次第では、「弱み」は「強み」として、プラスな印象にすることができるのです。たとえば「あまり自己主張しない性格」であれば、「周りの意見を大切にすることができます」と言い換えたり。
それでも「強み」を見つけられない時は、これまでの人生で「アレはうまくいったな」と思える成功体験を振り返ってみたり、身近な人(家族や友人)に「自分の長所はどこ?」と聞いてみたりしてみてくださいね!ちなみに、筆者のおすすめは「ストレングスファインダー」という自己分析本を使うことです。自分でも気づかないような「強み」を見つけることができますよ。通販リンクはこちら↓
その強みは、企業が「求める人物像」に当てはまっているか?
採用してもらうためには、企業の立場に立って「求める人物像であるかどうか?」という目線を持つことがとても大切!面接前に、企業の求人情報や公式HPなどを参考にし、「企業が求める人物像」をあらかじめ調べておきましょう。
「〇〇がしたいです」というように、自分の希望ばかりを押し付けてしまいそうになりますが、企業側が求める人物像から離れ、採用率が下がってしまっては本末転倒です。
「私には〇〇な強みがあり、御社のお役に立てると思います。」
というように、面接官に「あなたを採用するメリット」を感じさせましょう。
魅力的な回答とは?
以上を踏まえてこの段落では、「自己紹介」と「自己PR」の具体的な回答例と、それぞれの魅力的なポイントについて解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
「自己紹介」のよい回答例
「改めまして、〇〇〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。でははじめに、職歴について説明いたします。△△大学を卒業後、●●株式会社に●年間在籍しており、営業のお仕事をしていました。その後、産休に入るとともに退職し、現在まで専業主婦をしております。趣味は子供と遊んだり、子供の写真をとることです。先日、子供の保育園への入園が決定し、再就職しようと考えていたところ、御社の求人情報を拝見いたしました。産休前に働いていた会社がweb関係だったこともあり、当時の経験が御社でも活かせると考え、応募いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。」
魅力的なポイントはこの3つ!
1.挨拶とともに「面接に対する感謝」を伝えていること
面接官に対する気遣いの気持ちや誠実さが伝わり、好感度アップ間違いナシ!
2.子供の話題をあげていること
面接官の興味を惹くことができ、話題を広げることにも繋がります。また「趣味は写真を撮ること」と話しているので、面接官によっては「ぜひ見せてくれませんか?」といった話の運びになるかも?こんな形で打ち解けることができれば、その後の面接もスムーズに進みそうですよね!
また子供がいる主婦の場合、企業は「家庭との両立が現実的かどうか」を重視するので、「入園が決まっている」という事実を伝えることで、採用率アップにつながります。
3.自身の経験を活かせると伝えていること
企業の目線に立って自己分析できていることが伝わり、とても好印象。
「自己PR」のよい回答例
「子供の保育園の入園が決定し、昼間働けるようになったため、正社員として御社で働きたいと考えております。保育園は自宅から徒歩5分の位置にあり、緊急の場合には、近くに住んでいる両親がサポートしてくれます。前職での私の強みは、業務に優先順位をつけ、効率よく仕事を進められることでした。その仕事ぶりが評価され、社内表彰を受けたこともあります。子育てや家事においても、優先順位付けは常に意識しており、マルチタスクを得意としています。事務職は未経験ですが、この強みを活かし、子育てとの両立に取り組んでいきたいと考えております。」
魅力的なポイントはこの2つ!
1.子供がいる状況でも仕事に影響が出ないことを伝えていること
「徒歩5分の保育園」や「サポート体制が整っている両親」の存在は、企業にとって大きな安心材料になります。具体的な数字や人物を伝えることで、発言の信頼度も高まりますね!
2.希望職種で求められる能力を把握していること
事務職で求められる能力の1つである「マルチタスク能力」について、しっかりアピールできておりとても好印象です!前職での経験や実績についても説明しており、非常に説得力があります。
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まとめ|等身大の自分で面接に向かおう。
面接を受ける際、「自分なんて採用してもらえないかも」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、受かりたい一心で見栄を張ってしまうと、合格した後に自分が作りあげてしまった高いハードルに苦しむことになります。
会社が募集をかけ、時間を割いて面接を行なうということは、人手を足りていないということ。面接官は試験官ではありません。企業は、あなたの力を欲しているのです。
ITサポート事務のように、未経験者の採用を積極的に行なっている業界においては、「現時点で未経験かどうか」は関係ありません。あなたの過去ではなく「これから」に期待をして、企業は採用活動をしています。
「この人と働きたい」と思ってもらえる人柄が伝わればそれで大丈夫!等身大のあなたを評価してくれる企業は必ずありますよ。緊張しすぎず、あなたの魅力を伝えきれると良いですね!